2015/09/23

たかがフード、されどフード Part 2

 スクリューマウントレンズに続き、

ライカMマウントレンズ

 といっても、こちらは、レンズとしての機能よりも、もっぱら、カメラバッグ内のスペース節減のためのレンズのシェイプアップの問題です。

・エルマー135/4.0

 これは、
12575 (旧・IUFOO http://news.mapcamera.com/maptimes.php?itemid=24968 )しかありません。

 時として「神を恐れぬ値段」が付いていたりするライカのフードの中では比較的安価。

 本体のレンズの性格上、使用頻度が低いせいか、ほとんど痛みのない美品・良品を、探しまわるまでもなく入手できます。

 前後ひっくり返すと、レンズの鏡胴に沿ってコンパクトに納まるので、これ以上体積を減らすのは難しく、他にとくに選択肢も思いつきませんので、素直に、新宿の「カメラのキムラ」で中古品を買ったように記憶しています。

・ズミクロン35

 このレンズには、当然、標準仕様のフードである12526が附属していたのですが、せっかくレンズ本体がコンパクトなのに、とくにレンズの光軸方向に長くて嵩張りすぎ、いってみれば「カメラバッグ泣かせ」。

 なにか、もう少しコンパクトにする算段はないかと調べてみたら、nagyさんのこのページ<http://geofoto.web.fc2.com/dangi1.html>で、12504が使え、運がよければ新品が残っていることが判明。

 機会があったので、新宿のヨドバシを覗いたら、そのとおり新品が出ていて、しかも、当時は、下手に「ライツ」ブランドの中古を買うより安いので、さっそく購入しました。

 その後紆余曲折があって、スペアも入手できたので、金属製のこのフードに関しては「生涯安泰」。

 なお、フードの凹みの中心にE46のキャップが止まるので、レンズキャップにも不自由がありません。

・エルマリート28 4th.

 このレンズにも中古で購入時、
12547( http://news.mapcamera.com/maptimes.php?itemid=28310)が附属していました。

 が、その大きさは先の12526以上で、さらに「カメラバッグ泣かせ」のうえ、存在感がありすぎて、これでは、正面からみると、ライカMよりもさらに小ぶりな7Rなので、「さりげなく」写真が撮れるはずが目立ちすぎ。

 もっとコンパクトなフードはないものかと見に行った、またもnagy さんの このページ (http://geofoto.web.fc2.com/leica-lm1.html)の#14によれば、同じライカのズミルクス35用とMヘキサノン28用が使えることはわかったのですが、前者つまり12456はバカ高いうえさしてマスが減るとも思えず、後者はフード自体が希少であるのに加え今はなきミノルタの薄型フィルタが必要とハードルが高すぎることがわかりました。

 ズマロン35/3.5みたいにサードパーティの円形スリットフードでもと考えてみたのですが、ズマロンのE39に比べ、こちらはE46なので上下方向に大きくなりすぎます。

 そんな折、ヤフオクを覗くと、UNの「UNX-8117 ユーエヌ スクエアーフード46mm」( http://www.un-ltd.co.jp/products/new/index02.html )なるものが出品されていました。

 ちょうど12501を光軸方向に押しつぶしたような形で、このUN物のキャップが12501に使える、ということは開口部のサイズもこれと同じ。

 レンズの先端にステップアップリングのようなものをねじ込んで、それにフード本体を取り付ける構造のようなので、ケラれの危険も少ないだろう(ただし、経験上、これだけは「やってみないとわからない」)と判断して落札。

 取り付けてみると、開口部サイズ、全長ともオリジナルとほぼ同じ。ケラもなく、レンズの鏡胴から先端のフード本体までの間も、かの12456より細身にすっきり納まる。
と大正解でした。

【余禄】ライカのフィルタ・リング

 Part 1でふれた、オークションで入手した「脈絡のないセット」。
 テレエルマリート 2nd.用ラバーフード
 ライカ シリーズ6 UVフィルタ
 フィルタリング 11251
  フィルタリング 14160×2
 というもの。

 当時必要だったものは最初のフードだけだったので(と、いっても手持ちのものに若干ヘタリがでてきていので、それが破損したときのスペア用。まぁ、最悪の場合は12575を使えばよいのですが、このラバーフードのコンパクトさは捨てがたい)、以来、約5年間お蔵入りしていたところ、ここにきてフィルタと11251が活躍の場を見出しました。

 残るは2個の14160で、これはシリーズ6フィルタの固定用リングで、ネジ径はE44らしい。

 ライカカナダ製であることは刻印があって疑う余地がないのですが、少なくともM系のレンズでE44口径というのは聞いたことがない。おそらくR系のレンズ用と思うのですが、さて、どんなレンズ用なのやら。

 以下、わかった範囲で…
    型番  フィルタ    ネジ口径

11251   :S-5.5  39
14160 :S-6 44 
14161 :S-7 54
14225 :S-7 55
14165 :S-8 72

【追記】
    14160 fur Summicron-R 50

                                     写真後日追加

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たかがフード、されどフード Part 1

ライカ系レンズのユーザには…

「フード病」といって、とりわけ古典的な、IUFOO とか ITDOO といったフードにこだわり、中には、それぞれ何ヴァージョンも集めるような「やまい」の感染者が結構いるようです。

 最近のケースでは、フードについては、これが面白い。
 JR-EASTの木村文乃さん出演のCM「行くぜ。東北」の、2014年冬版。

http://www.jreast.co.jp/ikuze/cm/2014_winter.html

 ライカM4+エルマリート90に、IROOAじゃなくってIUFOO がくっついているのがマニアック(骨董クラスというほど旧いレンズじゃないので、それほど半逆光に弱くはないでしょうから、機能的にはこれで済むかも。ただし、テレエルマリート2nd.のラバーフードと比べると少し浅いようですが)

が、今回は…

そういった面もないではないのですが、それよりも、機能や遣い勝手の問題です。

 キヤノンFDレンズを使っていた学生時代は、フードが嫌いで、とくに標準~広角系ではフードなしで撮っていました。当初のFDレンズ用のフードは、リン青銅板を使った(後になって軟質プラになった)ロックが甘く、すぐにはずれる*のでかえって「足手まとい」でしたし、プロテクト用のフィルタは必ず付ける主義なのでレンズの保護用としてならフードを付ける必要がなかったせいもあります。

*忘れもしない島根県の松江城。ゆるい石段の上でFD100/2.8からフードが外れて…
  カラン、カランと石段を10数メートル転がり落ちて行き…
 最後に、排水枡の鉄格子の中に消えてゆきました。
  かわりといっても、当時はプラ製になってしまっていて…
 亡くしたのと同じ金属製を再入手できたのは、ほぼ20年後

 しかし、M6などレンジファインダを(再び)使い始めると、一眼レフと違ってファインダで(ゴーストは好きなので大歓迎なのですが)フレアが確認できないので、そのリスク回避のため、フードに気を使わざるを得なくなりました。

まずパート1では、スクリューマウント系から…

・キヤノン28/2.8

 レンズが奥まっているので(後部も、マウント後部から飛び出していないので、光学系が非常に薄い設計であることがわかる)、メーカーもフードの使用を想定していなかったようで、当時のレンズのカタログを調べても、このレンズ用のフードは発売されていません。

 むしろ困ったのはフィルタで、普通の厚さの枠のUVやスカイライトを付けると完全に隅がケラれてしまいます。

 キヤノンの場合、それはわかっていたようで、E40の超薄枠のフィルタを発売していました。おそらく、50/2.8(後述)にくっついてきたと思われる、すでにガラスのコーティングが剥がれて使い物にならなくなっていたのが1枚ありましたので、ガラスを外して枠だけにし、E40.5のフィルタのこちらはガラスの方だけを取り出してレンズの先端に落とし込み、上から枠をねじ込んでガラスを固定して解決。

 この状態で、α7Rでも、問題なし。

・キヤノン35/2.0

 フード自体は、レンズのクモリで退役したキヤノン50/2.8
http://web.canon.jp/Camera-muse/lens/s/data/50-85/s_50_28v2.html )に、上記の薄枠フィルタと一緒にくっ付いてきたと思われるキヤノン純正の50/35兼用のものがあったので、それが使えそうでした。

 この50/2.8、テッサー型のため絵が素直なので
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/Takayama1968.html の大半はこのレンズで撮っている)、ほとんど「真っ白」になるほどのクモリさえ出なければ今でも現役だったでしょう。

 もっとも、普通のフィルタを付けた上にフードをかぶせると、周辺部がケラれてしまうことがわかり、オークションで、先の薄枠フィルタをもう1枚入手して解決しました。

 しかし、フィルムカメラのときはそれで問題なかったのですが、7Rに付けると周囲がケラれます。さりとて、これ以上薄いフィルタというのも考えにくい。

 そこで、フードにシリーズ6フィルタが組み込める構造になっていることから、5年ほど前にオークションで入手した、テレエルマリート2nd.用のラバーフード、フィルタ・リング2種3個(後述)という「脈絡のないセット」の中にあって、使い途もないのでお蔵入りしていたライカ製シリーズ6のUVフィルタを組み込んだらケラれが解消できました。

 ただ、今度は、レンズの絞りリングと、フードの基部とがほぼ密着状態に近くなったので操作がしにくくなってしまったのですが、この解決策はまだ見つかっていません。

・カラーへリア75/2.5

 このレンズは、シルバー仕上げと黒仕上げがあったのですが、どちらも、レンズと同じ色の、フードと、そのフードにかぶせるキャップが一式で発売されていました。

 少しだけですが黒より安いので、シルバー仕上げを買ったのですが、フードもシルバー、キャップもシルバー。

 キャップはともかく、レンズ本体とフードが同じ色では間が抜けてしまうので、仕方なくフードを黒く塗装しようかと思っていた矢先、有楽町のビックカメラで、スペア用の黒フードを売ってましたので、速攻で購入。

 当時話題になったが、コシナの黒フードは、アルミの地肌に一旦真鍮色を付けた上に黒ペイント塗りしていて、ペイントが剥がれると真鍮の地肌「モドキ」が現れる仕掛けになっているにが嬉しいところ。

 しかし、肝心のレンズの方にクモリが出てきたのは困りもの。修理といっても3万円近くかかるようですので、そのうち現物を確認できる中古品のクモリのない出物を探すそうかとも考えているのですが、テレエルマリートと焦点距離が近いため持ち出す機会も少ないので、そこまでする必要があるかどうか…。

 もっとも、2月ほど前、とある小学校の教室で行われた、ちょっとした講演会に持ち出したところ、引きのスペースの関係で、まさに90では長すぎ、50では短かすぎで、75がぴったりの焦点距離だった。

・ズマロン35/3.5

 お気に入り中のお気に入りレンズなので、本当は純正フードを付けてやりたいのは山々なのですが…

上のキヤノン35/2.0と同じ問題で、
12504(http://news.mapcamera.com/maptimes.php?itemid=26939)をつけても、
12538( http://news.mapcamera.com/maptimes.php?itemid=27927
いわば12585 http://news.mapcamera.com/maptimes.php?itemid=25915 のプラ版)をつけても、
絞りリングとフード基部がくっついて操作がしにくくなります。

 その点では、
IROOA(http://news.mapcamera.com/maptimes.php?itemid=24907)でも同じだと思いますので、残るのは、レンズ先端の溝にひっかける固定用の「爪」の部分が、ほかのと違って後端ぎりぎりのところにある
ITDOO( http://news.mapcamera.com/maptimes.php?itemid=24603 )位。
しかし、いまや値段が値段であるうえ、上のリンク先の一番上の写真(Mマウントのズマロン・サンハン)をみると、やはり苦しそうな位置関係にあり、買ってみたはよいが「外れ」だと、このフード、ほかに使い途がないので、手が出せないでおります。

 というわけで、サードパーティーのねじ込みタイプのスリットフードを使っていますが、結局、これが格好の上でも、コンパクト化する上でも、一番納まりがよいようです。

 最初は、MSオプティカルさんのMS-39 を、今はなき青山のレチナハウスで購入して使っていたのですが、テーブルにレンズの真正面からぶつけてグシャグシャになってしまい退役。
 そのときのような過大な力が加わったときに、レンズでなくてフードが壊れるというのは正解ではあるが、フードの先端部を2ミリ角のステー4本だけで支えるというのは、さすがにちょっと弱すぎると判明(格好、精度とも抜群だが、このときはフィルタ枠まで歪んだので、厳密に言えばファイルセーフにもなっていない)。
 
7Rになって、スリットが不要になったこともあり、ステーの太いタイプを使っている。

 車が典型だが、過荷重の加わったとき、どこが壊れるようにするかは、設計上重要な勘所。ちなみに、7と7Rについては、マウントの爪がプラ製であることが当初懸念されていたようだが、考えてみると、レンズに過荷重が加わった時に、この爪が先に飛んでくれれば、レンズや本体のフレームのダメージを最小限にとどめる効果が期待できる。とくに、当方の使い方だと、MマウントとFDマウントのコンバータの交換のときにしかここは外さないので、磨耗については心配しないで済む。

・ズミクロン50

当然、別格のAPOズミクロン50じゃなくて、無印の現行品。ただし、スクリューマウント。

 これだと、M6に35、キヤノンPに50といった使い方もできますし、最短撮影距離が60cmと1m程度の違いでは大差ないのでこちらを選択しました(もっと寄らなきゃいけないときは、1眼レフを持ち出せば済む)

 このレンズの組み込みフード、出たときから評判が悪いようですが、やたらに浅いのは、それだけ逆光に強い自信があるから、と解釈できるものの、ちょっとした力ですぐ引っ込んでしまうのが困りもの。

 ステップアップリングを、先の12538を付けるアダプタにできないかと試行錯誤してみたのですが無理。

 最近になって、ライカのE39用ラバーフードのラバー部分をはがすと、これらのフード用のアダプタが作れることがわかった( http://leicam240.exblog.jp/21890874 )。このフード、テレエルマリート用のスペアを持ってはいるが、とても勿体無くてできない。

 そこで、ふと思いついたのが、前に書いたオークションでこのフードと一緒に落札したフィルタ・リングでした。

 ライツ・カナダ製の11251というリング、もともとは、シリーズ5.5フィルタの押さえ用らしいのですがネジ部がE39らしいので、試しにフィルタの先にねじ込んでみると、残念ながら12538用のアダプタには、径が大きすぎてならなかったものの、あら不思議、リング自体が組み込みフードとぴったり同じ深さのフードになってしまいました。

 これなら、かさばらないし、フードの出し忘れの心配もないという、一石二鳥なので、当分、これでゆくことにしました。

                                         今後写真追加

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2015/09/20

SONYα7Rでオールドレンズ:キヤノン28/2.8 ライカスクリューマウント

M6TTL入手後…

とにかくも。そのファインダにフレームのある焦点距離(28-35-50-75-90‐135)のレンズをそろえようと、比較的早い時期に入手したレンズ

http://web.canon.jp/Camera-muse/lens/s/data/19-35/s_28_28.html

で、銀座のレモン社さんに「出合い頭」みたいにあった委託販売品で、確か\35,000だったと思います。

 28ミリレンズというのは、それまでかつて、持ったことも、使ったこともない(学生時代は、常用レンズは24ミリと100ミリ。少し「大人になって」からは35ミリと50ミリ。「あえて」挙げれば、オリンパスのμ-wide80の広角端が28ミリだったが)うえ、今の状況なら迷うことなくコシナのカラースコパー3.5なのでしょうし、「純粋に光学機器としてみれば究極」みたいなツアイスのビオゴンもあるのですが、当時は、

高すぎてハナから論外……ズミクロン
高いしでかい………………エルマリート
やや高くてでかい …………ウルトロン1.9/ヘキサノン2.8

そうなると、コンパクトなレンズをといっても
高いしめったに出ない…… リコーGR/ロッコールG
そこそこ出るが「持病」が…ロッコールM
                (「銘玉」との評価は高iい。大阪で、現地の中古カメラ屋さんに価格
                 的には出物があったが、後々のメンテナンスを考えて見送った)

(当時は)現行品で安いが
ネット上の評判はイマイチ…アベノン

と、まぁイザとなると、迷いに迷う状況だったのです。

そんななかで…

気にはなっていたことが、私の方では「ネット上の写真の師匠」と、勝手に一人決めしている(と、いっても実際には2度お目にかかっているが) 京都の nagy さんが、
http://geofoto.web.fc2.com/leica-lm1.html
で、このレンズのことを「隠し玉」と評していることでした。

 ただ、このレンズ、調べてみると(当時は「ライカブーム中」だったので、中古カメラ屋さんも多く、「相場」や「出現率」を調べるのが簡単だった)、出れば安いというかリーズナブルだが、 先のリコーGR/ロッコールG以上に出てこない(多分、このレンズの場合、愛蔵率が高いのではなく、製造数が少ないうえ、買った人は必要があって買ったので使い倒しているせいではないかと思います)ので、ほとんど考慮の外にあったレンズだったのです。

なお、 http://homepage3.nifty.com/baumdorf/KimuTaka/Camera/Camera09.htm の末尾ご参照

手に入れてみると…

当時すでに発売(1957年)から半世紀経ているとは思えない「絵」を叩き出してくれることがわかりました。

 とはいえ、
・不慣れな焦点距離であることに加え
・キヤノンPやIIIAの場合は外付けファインダ必須
・M6TTLでもファインダの端に近いフレームのためなかなかフレーミングが難しい
・やはり35ミリ重視にならざるを得ず、ファインダに×1.25のマグニファイヤを付けた

というわけで、使用頻度が非常に低くなってしまいました。

しかし、一眼のα7なら…

ファインダのフレームの問題はなくなります。

 ことに、このレンズ、非常にコンパクトなので、バッグの空きスペースのどこにでも滑り込まることができます。

 通常は、必須のレンズは35-50-90なのですが「もしかしたら、要るかもしれない」というとき、隙間に入れておいて、今後活用できる可能性がありそうです。

 これまでに、それなりに「気持ちのよい絵」を作ってくれたこのレンズ。限界とポテンシャルを確認する意味でテストしてみることにしました。 

 ズマロン・サンハン同様、丸ビルに持っていったのですが、東京駅の赤煉瓦では「近すぎ」て、テストになりにくい。

Dsc04690s

Dsc04690c
中心部

そのため、同じビルの某別の場所で…

開放では…

Dsc04683s
全体を縮小

Dsc04683c
中心部

Dsc04683r
右上

Dsc04683l
左下

上の東京駅のドームの画像を含め、やはり全体に甘いし、周辺光量落ちもあるのですが、1957年発売という「骨董クラス」のレンズとは思えないことも確かです。

f=5.6では…

Dsc04692s
全体を縮小

Dsc04692c
中心部

Dsc04692r
右上

Dsc04692l
左下

やはり…

開放でも、甘い描写とはいっても、半世紀前の、この明るさのレンズとしては、コントラストが低い(といっても、raw現像や photoshop で十分対応可能なレベル)ことを除けば、むしろ驚異的。

 5.6まで絞ると、コントラストも上がるうえ、隅の部分はさすがに「周辺光量落ち」が残るものの、解像度は実用上問題ないレベルです。

 これなら、要らないだろうとか、重さやスペースの都合でエルマリートを持ち出せないときなどに、コンパクトなので、「保険」として、ちょっとしたポーチに入れて、ポケットやバッグの隅にすべりこませておけば、イザというとき、少し絞り込んで使えば、どうしても「引き」がとれないときなどの救世主になりそう(もっとも、そのときカメラに35ミリがついているなら、引いちゃった方が、レンズ交換なんかするより手っ取り早いと思いますが)

Dsc04684s

 つまり「隠し玉」じゃなくて「隠し持ち玉」

 加えて、FDなどの一眼レフ用のレンズを含めても、ズマロン・サンハン、エルマー135とならぶ、「見た目が最高に綺麗」なのも嬉しい(とくに、絞りリングが後期のアルミではなくて、真鍮製なので)。

 

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2015/09/01

SONYα7Rでオールドレンズ:キヤノン35/2.0 ライカスクリューマウント

別名…

「プアマンズ8枚玉」ともいうそうで、発売はライカのズミクロン35の初代「8枚玉」(1958-1969)の後、その後継の「6枚玉」(1969-1979)よりも前の1962年発売。

http://web.canon.jp/Camera-muse/lens/s/data/19-35/s_35_2v1.html

 当時の状況からすれば、当然、ライカ8枚玉を意識し、ライカ6枚玉で意識したレンズなのでしょうし、キヤノンは、その時点で同クラスといえるf=1.8のレンズを発売済だったのを、あえて1/3絞り暗いレンズを発売したことからみて、これがかなりの自信作だったのだと思われます。

*我がネット上の師匠、nagy センセの、この
 http://geofoto.web.fc2.com/x100.html
 ページの「2017.3.25」の項を見れば一目瞭然。

 スクリューマウントのキヤノンPで使える35ミリレンズが欲しくて、雑誌やネットで探しているうち、夕方近くの光の中で撮ったらしい作例に惚れ込んで入手したレンズです。

 狙いにたがわず、夕方以降の「ホワン」として光をうまく捉えてくれる、いわば「アフター5レンズ」で、かつての沖縄行きでも、35ミリレンズは、日中はズマロン、夕方以降はこれで、薄暮

R1040_31

や、こういう

R1024_22s

R1024_25s
以上、コザ

光を捉えるのは、このレンズの独壇場でした。

今回…

あらためて、α7Rでテストしてみたのですが、最初につまずいたのが、フィルタによるケラレ。

 フィルムカメラのときは、純正のフードを付けたとき、通常のフィルタをつけるとケラレるので、昔のキヤノンの薄型フィルタを付けていて、これで特に問題なかったのですが、そのまま7Rに付けると、明らかに4隅がケラレます。

 なんとかしようにも、これ以上薄いフィルタというのも考えにくく、結局、フードの方に、昔オークションで入手したままになっていたライツのシリーズ6フィルタを組み込んで、なんとか解決できました(写真は後日、別稿で)。

これでようやく…

テスト開始で…ご近所の集合住宅(昔一時キムタクが住んでいて、よく近所の公園を散歩していた由)の壁を、
シャッター速度 1/500
に固定し、絞りを
開放(2.0)~8.0に1ステップずつ変えながら
撮影(つまり、AUTOに設定したISO感度で露光調整)しました。     

f=2.0

Dsc04602_20s
全体(縮小)

Dsc04602_20c
中心
やや柔らかいが、年代を考えれば十分シャープ


Dsc04602_20l
左下

Dsc04602_20r
右上

さすがに周辺では一気にホワホワ。といっても隅部だけで、左右の長辺端はそれなりの解像度を保っていますし、隅部については、ズミクロンだって、こう

http://www.kenrockwell.com/leica/comparisons/35mm-summicron/sharpness.htm

なのですから、これは立派なものといえます。

f=4.0

Dsc04604_4s0
全体(縮小)

Dsc04604_40c
中心

Dsc04604_40l
左下

Dsc04604_40r
右上

ピクセル等倍でみると、まだ隅部は苦しいのですが、Web用に縮小したり、プリント(縦横比の関係で必然的に左右はカットされる)するには十分(つまり、ズマロンサンハンと違って、端に行ってストンと解像度が落ちるようです)。

f=8.0

Dsc04606_80s
全体(縮小)

Dsc04606_80c
中心

Dsc04606_80l
左下

Dsc04606_80r
右上

ここまで絞るとそれなりに隅部の解像度は上がるが、劇的に変わるわけではない。

昔のレンズなので…

絞り込むと、コントラストも上がるので(絞りによって変化しないのは、キヤノンレンズだとFD85ミリ以降だったらしい)、画面全体のバランスとしては、個人的には、f=5.6あたり

Dsc04605_56s

が「頃合い」に思えます(当時の常識では「開放から2絞り絞ったときが、通常はベスト」と言われていたと思います)。

しかし…

ここまで絞れるなら、ズマロンサンハンを使うだろうし、コントラスト重視なら迷うことなくズミクロン35asphを使うわけで、やはり、これは「アフター5レンズ」として使うのが一番穏当なのでしょう。

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2015/08/26

SONYα7Rでオールドレンズ:ライカ・ズマロン35/3.5:E39

今から

10年以上前、当方のWebに「ズマロンサンハン考」http://homepage3.nifty.com/baumdorf/KimuTaka/Camera/Camera12.htm

というページを作るほど,惚れこんでいた "Ernst Leitz GmbH Wetzlar”の "Summaron f=3.5cm 1:3.5"、いわゆる「ズマロンサンハン」。

当時アップロードした画像は、当然のことながらフィルムカメラ(Leica M6TTLとキヤノンP)の画像だった

R1815_02s_2
下北沢

R1042_31s_2
コザ

R2650_12s_2
糸満

ので、かねがねデジカメのSONY α7R でもテストしなければと思っていたのですが、一昨日、たまたま、台風の影響だと思いますが、雲がいい雰囲気だったので、東京千代田区丸の内の「丸ビル」5階の展望デッキ

Dsc04563s_3

に行ってみました(ここは、安全管理に慎重を期すため、雨とか強風時には、早々にクローズしてしまうので要注意なのですが、今回は、雨の前に「滑り込み」)。

真正面の…

東京駅の赤レンガ駅舎の南側ドームを、無限遠にセットして絞り開放で撮った、全体像が、これ

Dsc04568s_2
幅1024Dotに縮小

ライブサイズ(ピクセル等倍)の中央部やや下の駅舎南のドーム部分の画像

Dsc04568tc_2
とても50年以上前のレンズとは思えない

同じく北寄り(画面左下隅付近)の画像

Dsc04568tl_2

同じく南寄り(画面右下隅付近)の画像

Dsc04568tr_2

中央部の…

解像度については、従前フィルムカメラで撮っていたころの印象(「解像度はそれほどのレンズではないが、画像のメリハリで、見かけ上解像度が高く見える」と思っていた)からは考えられないほどシャープで、それに対し、周辺部はいわゆるオールドレンズ+絞り開放だけに、かなり解像度が落ちることがわかります。

 しかし、例えば、手持ちレンズの中でいうと、エルマリート28 4th の場合、当然中心部はズマロンサンハンでは「喧嘩にならない」高解像度なのですが、画面端の80パーセント位の位置から、突然一気に崩れはじめるのと違って、ズマロンサンハンは、非常にシャープな中央部から端に向かって徐々に「画像が『とろけて』ゆく」ようなパターンのため、イライラするような崩れ方ではないのがこのレンズの魅力、といっては大げさにしても「絶対に手放したくなくなった」理由なのでしょう。

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2015/08/16

たかがカメラバッグ、されどカメラバッグ

Web上でも…

やはり同じ悩みを抱えている方が多いようなのですが「これは。」というカメラバッグを見つけるのは、とても難しい。

 まぁ、ズームレンズ付きのを1台だけ持ち歩くのなら、そんなものは全くの無駄、ならまだいい方で、むしろ「足手まとい」でしかなく、首からぶら下げて持ち歩くのがベストであることは、過去60年(大げさな話ではなくて、当時、というより戦前から父が写真に凝っていたので、「物心つく前」とまではゆかないまでも、小学校に入る前から、マミヤの「マミー」というカメラを自分専用に使っていたので)の経験から断言できます。

しかし…

単焦点のレンズを何本か持ち歩くとなると、ともかくも「どこに、どう入れて、持って歩くか」が問題になります(それでも、昔と違ってスペアフィルムの納め場所が不要になっただけマシですが)

 実は、何かにつけて、1眼レフ2台(キヤノン F-1 + FTb)とレンズ5本(FD24/2.8+35/2.0+50/1.4+100/2.8+FL100/4.5)を持ち出していた学生時代はともかく、以後、かなり長い間、カメラバッグというものを持ったことがなく、海外旅行でも、標準ズーム(FD35-70)付きの1眼レフ1台(原則、軽い方のFTb)とせいぜい24ミリ1本を、それぞれ、銀座のカメラ屋さんのバーゲンで買ったコニカの布製の保護袋にくるんで、ハーディーの釣り用ショルダ「近似解」はここ。ビリンガムのような =というより、釣り用の game bag の方がオリジナルで、カメラ用の方がマネ= ゴム芯入りの帆布製なので頑丈)に放りこんで持ち歩いていたのですが、今、たとえば出張時にカメラを持ってゆくときも、このパターンとほとんど変わりありません(仕事の資料の隙間に、ポーチ入りレンズを入れ、カメラは資料の上に置く。M6時代はHAMAの4本入りプラケースにフィルムを入れてカバンのポケットに)

 今から10数年前にライカM6TTLを入手した後も、昔サライのおまけについていた散歩用バッグ(数年前にもバッグがオマケに付いたので-12年11月号の由-手に入れはしたものの、このVer,2は大きすぎる)なるものに、カメラ1台、レンズ2本をカプラで背中合わせにつないで

Dsc04885s
グレーの「輪っか」がライツ純正のカプラ
手前の黒いのは、それを入手できるまで使っていた、ミノルタCL用のリアキャップ
(ライカブームの最中でも、「機能には何の違いもない」のに投売り状態だった)
の裏表を接着剤と2ミリのビスナットでつないだもの。
(このミノルタのキャップは、薄いので単体で使っても便利)

ポーチ(Fuji Filmのオマケ)に入れたものとスペアフィルム2本が入ったので、半日くらいなら何の不足もなく、最大でも、パソコンを同時に持ち歩くための Fogg のやや小ぶりのバッグ(これも、game bag 系)があれば充分だったのです。

ただし、ライカを手に入れてしまったので…

どうしても、欲しくなってしまったバッグがありました。

 それが、

 中川一夫「ライカの歴史」写真工業出版社/昭和54年8月・刊

のpp.116~119に載っている、M3時代のコンビネーションケース。

Dsc04888s
いずれも、ネット・オークションで入手
奥が、最初に入手した「民生品」、手前が後に入手した「軍用品」

「物の値段」というのは不思議なもので…

こんな「今、改めて作ったら、いくらの値付けになるかわからない」やたらに凝りまくった物が、2つとも、初期のライカM3単体用のケースよりも、はるかに安く手に入ってしまったのですから、あきれてしまいます。

 で、なんで2つもあるのかというと「実用」にしたかったので、交換可能な内部のパーティション(前掲書にいう「中枠」)がもう一つ必要になったからです。

 このバッグ、外側のケース部分から、

Dsc04860s

内部の、多分アルミ板ベースのパーティション部分が取り外せるようになっていて

Dsc04869s
右奥がフィルターケース。
フィルタ3枚分の半円形の切り欠きのある木枠に皮貼り


このM3用(これも何ヴァージョンかあるようで、おそらく手許のは最終版。初期版と思われるのが こちら

Dsc04875s
左端から、エルマー135/4、M6TTL+ズミクロン35、その下にcanon28/2.8、
右端がズミクロン50+テレエルマリート2nd.。
加えて、手前左のゴム入りベルトが、レンズ無しの(もう1台の)M3の固定用、
その右奥が近接ズミクロンの「メガネ」用

のほか、ヴィゾフレックス用、スクリューマウントのいわゆるバルナックライカ用に交換できる仕組みになっています(前掲書p.119)

 これだけ凝った造りなので、実際に使ってみたいものの、問題が2つありました。

ひとつは、
グリップを付けるとカメラが納まらない
   カメラの「高さ」方向については、M3用といっても、ライカメーター付きを前提に
   しているので、従来より2ミリ高いM6TTLでも問題なく納まったのですが、問題
   は幅方向。
   グリップを付けてしまうと、それがパーティションと干渉してしまいます。
   さりとて、これを使うときだけ、グリップを外すのでは、「実用」という点では本末
   転倒。
   というわけで、パーティションを少し切り欠く必要が生じました。

今ひとつは
カメラ下のレンズスペースに、標準のリアキャップが入らない
   これが作られた当時のライツの公式写真
   Tcaseses
   前掲書p.117第338図

   をみると、
   左端が、エルマー/ヘクトール135
   中央が、ライカメーター付きM3+ズミクロン50
   右端が、メガネ付ズミクロン35、その下にカプラ経由でエルマー90
   となっていると思われるので、
   カメラの先のズミクロン50の下のスペースには、当時発売済みのMレンズの中
   からの消去法でゆくと、
   後玉が飛び出していたスーパーアンギュロンとかエルマリート28(1st.)
   あたりを納めるのを前提としていたと思われます。
   つまり、このスペースには、それらのレンズ用の「先すぼまり」のリアキャップが
   きっちり嵌るように作られたため、逆に標準のリアキャップが入らないようなの
   です(「ようなのです」というのは、「先すぼまり」キャップ‐実験用となると純正品じゃないと意味
    がないので‐はバカ高かったので、持っていない)

   そんなレンズ、高くてとても買えませんが、せっかくスペースがあるので、手持
   ちのキヤノン28/2.8用に使いたい、ということから、ここも周囲の「土手」を少し
   切り欠いて、ミノルタのリアキャップに合うようにスペースを広げたかったので
   す。

しかし…

この最初に入手した、普通の茶色の「民生用」のバッグ。外側こそやや痛みがあるものの、中枠のコンディションは非常によく、これを切り欠くというのは、いかにも勿体無い。

 そこで、少し待って、「コンディションの悪い」同型のバッグを入手しようと考えました。

 その結果、ネット・オークションに出てきたのが、この、やや緑色がかった茶色の軍用色と思われるもので、蓋の上に

 「U.S. NAVAL AIR STATION ATLANTA
  PHOTOGRAPHIC DIV.
  MARIETTA GA.」

と刻印されたダイモテープの跡と、ペン書きした「P/A 700298」という管理番号が残る、まず間違いのない合衆国海軍御用達のバッグ(そもそも、アメリカ大陸のまん真ん中の、ジョージア州に‐陸軍・空軍ならともかく‐海軍の部隊があるということ自体がマイナー情報。また、「偽造」する気なら、もっともらしく「Bundes eigentum」と、(西)ドイツ軍用を真似た表記をbする方が「格が上がり」ます。「本物」と思われる表記例は こちら

Dsc04880s
色を「見た目」に近づけるための修正で、かなり画面が荒れてしまったが、
軍用といっても「オリーブドラブ」ではなくて、緑がかったカカオブラウンというのが一番近いと思う


 コンディションが良いものなら、とても手が出る値段ではなかったのでしょうが、難あり品とのことから、大変リーズナブルな価格で落札できました(何しろ、こちらは「中枠」目当てのうえ、写真と手元の現物を比較する限り「直して直せないわけではなさそう」でしたし、最悪カメラ用品の保管箱にはなる、との判断でした)

 入手してみると、確かにかなりヤレが目立つものの、民生用とちがって軍用品としては、いかにも「使い込んだ」ことがありありとわかるこの位の方がかえって好ましい。

 幸い「中枠」の色が、外装部とちがって先の民生品と全く同じ色でしたし、カメラ用のパーティションの周りも痛んでいることから躊躇なく加工できたのですが、一方で、落札前の判断どおり「直して直せないわけではない」ことも判明。

 と、なると「どうせ持ち出すならこっちの方が面白そう」。というわけで、中枠の加工が一段落したところで、このバッグの修理にとりかかりました。

一番の問題は…

蓋のロックの部分です。

 このバッグ、蓋のロックの部分も凝っていて、当時のレンズケースと同じように、バネの入ったベルトを使って

Dsc04863s
バネもまったくヘタっていない

ベルトの先の突起を、上蓋に開けられたスリット状の穴

Dsc04861s
民生品

に引っ掛けて止める

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仕組みになっているのですが、軍用品の方は、酷使がたたったのか、2枚上の写真にあるような、穴の周囲を保護していたクローム色の金具が左右とも無くなってしまっていました。

 このまま使えば、そのうちに、周囲の革が引きちぎれてしまうのが必定ですので、直さなければ、とても使い物になりません。

 というわけで、以前東急ハンズのハンズメッセで入手した、10円玉大の銅の円盤を使って、同等の金物を作り(民生品というお手本が手元にあるので、寸法を取るのも簡単)、すでに痛んでいる革の補強を兼ね、接着剤を併用して、穴の裏表から当てた銅板を2ミリのビスナットで締め付けて

Dsc04872s

補修完了。

 残る問題は、各部の糸のほつれからくる接合部の剥がれだったのですが、ヘタに縫い直そうとすれば、当方の腕では、かえってみっともなくなるのが必定なので、各部の部材が分厚くて充分に接着面積がとれそうなことから、無色透明タイプの皮革用接着剤で補修するだけにしておきました。

そうこうしているうち…

肝心のメインカメラの方が、M6TTL からα7R+Rayqual アダプタに代替わりしてしまっていました。

 といっても、レンズの方は、M6時代と変わりませんので(同時にCanon FDレンズも復活)、今度は、このバッグに7Rが納まらないかが、次の課題になったのですが、何分、幅・高さはともかく、厚み、とくに7Rのファインダ後部の出っ張りがネックになります。

 さりとて、パーティションの大改造というのも大ごとになってしまいますし(重要ポイントはハトメ止め)、第一、万が一、将来Mデジタルを入手できたときに元に戻せなくのも困る(といっても、そのときはそのときで、ライブビューファインダ -ヴィゾフレックスとはよく名付けたものだとい思います- をどうするか悩みそうですが)

 などと、いろいろ試行錯誤のうち、思いついたのが「カメラ逆挿し」。つまり、既存のパーティションを無視してカメラを表裏逆に入れ、ガタツキの防止と、液晶パネル(といっても、保護用シートは貼ってある)とフードの保護のために薄いウレタンフォームを、(後で剥がせるように)要所に両面テープでスポット止めする、という算段だったのです。

 で、結果はこれ

Dsc04878s
下の写真の3箇所のウレタンパッド/シート(と、上蓋)でカメラは安定する
「コロンブスの卵」だった

 オリジナルの中枠との違いはこう

Dsc04870s
左が「加工前」、右が「加工後」
加工といっても、最小限に止めている

しかし…

このバッグ、高さ方向と奥行き方向の寸法がほぼ同じなので、肩に懸けていても安定が悪く、使い勝手は決してよいとはいえません。そのために、中枠に金属を使ってわざと重くしているのかも知れませんし、袈裟懸けにすれば多少は安定するものの、それでも「身に付いている」感じにはなりません。

 いまだかつて、これを使っている人を見たことがない

【追記】
と、言って(書いて)はみたものの、どうも「どこかで一度だけ見た」気もしたので
書庫を探したら…ありました。

Iheibags
秋田県立千秋美術館「」木村伊兵衛と秋田展 図録」同館/平成6年2月・刊
口絵写真中の、同地のアマチュア写真家と一緒に撮影行する木村伊兵衛を抜粋
(撮影者などの出典不詳。判明次第追記します)


のも、数が少ないためというより、そういった使い勝手の問題が大きいように思いますし、「実用品」としては、とてもお勧めできるものとはいえません(要するに、これは、いろいろやってはみても、「これは。」ではなかったのです)。

 と、言う以上は、普段一体何を使っているのかご披露する必要があるのですが、それは…

Dsc04887s

近所のフリマで、300円で買った、オリンパスペンのオマケのバッグ。

 軽いうえ、これでも、7Rとレンズ5本、充電器、スペアのバッテリーとSDカードが納まるので、あらかた90パーセントは、これで必要にして充分なのですよね、実は。

 それでも、持ってゆく機材が増えて、スペースが足りなくなったときに、
 Woods のウエストバッグの、底にウレタンシートを敷いてインナーバッグを入れたもの
これ の旧タイプも収まる)

 それでもスペースが足りない場合などに、ようやく、
 Foggの「カメラバッグ」(「近似解」は ここ。最近の製品は「凝り過ぎ」で、かつての「伝統的な素材+高品質な加工」による「さりげなさ」が失われ、魅力が無くなってしまいました。「今持ってる物」を修理しながら使い続けたいと思います。)

が出動することになるわけです(詳細は後日)

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2014/04/14

還ってきたフィッシュアイ・レンズ

フィッシュアイ・レンズ

日本語で魚眼レンズは、やや乱暴に分類すると、レンズから見て180度の範囲の映像が、画面の対角線の長さに写り込むタイプの対角線魚眼レンズと、画面の短辺の長さに写り込んでまん丸の画像を作る全周魚眼レンズと呼ばれるタイプに大別されます。

前者については、一体何のためにそんなレンズが必要なのか未だに全く理解できないのですが、後者については、天文とか気象(たとえば雲)とか、その他広範囲を一度に記録する用途があることは容易に想像がつきます。

今から30年近く前に…

入手したキヤノンのFD7.5mm/F5.6という全周魚眼レンズも、まさにその範疇の用途、具体的には、仕事の一環として、ある場所の直上を通過する飛行機の高度を写真から割り出すために、たしか銀座のスキヤカメラで中古品を購入したものでした。

もっとも、そんな「変な」作業が必要になる仕事なんて、そうそうあるわけもなく、用が済んだ後は長らくケースの中に眠ったままで、いっとき、パンフォーカスのため距離計連動が不要なのでライカでも使えることから、オークションでFD-ライカ・スクリューマウントのアダプタを入手し、ドアミラーでファインダを作ってはみたものの*1、何枚か試し撮りをした後は、やはり、お蔵入り状態となっていました。

*1 ここの冒頭を参照
  FD7.5/F5.6>キヤノン純正FD-キヤノン・スクリューマウント変換アダプタ>ライカ用LMリングの順です

デジタルカメラといっても…

それだけでは、フィルム・スキャナにかける一手間が減るだけで、まん丸写真には違いがなく「実用性」という面では使いにくいことに変わりがありません。

しかし「凄いソフト」が…

コンピュータによる画像処理が発達したお陰で、世の中にあることがわかりました。
それは
 安原製作所 製の WALP
というソフト。

簡単にいえば、魚眼レンズで撮影した歪んだ画像を、まるで超広角レンズで撮影したような歪みのない「平ら」な画像に変形してくれるソフトです。

もともとは、同社の MADOKA という、APS-Cカメラ用の全周魚眼レンズ用に開発されたもので、光学的な仕様が違う他社レンズには対応していないようなのですが、ものは試しで、FD7.5mm/f5.6で撮った*1-2写真を使って、試用版ソフトでテストしてみたところ…

*1-2 FD-NEX用ではなく、*1のセット>ライカM-NEXアダプタの構成です
       
手持ちのFD-NEXアダプタが安物お定まりのオーバーインフのタイプのためです
    
このタイプを「好感が持てる」と評価されている方がいて目が点になりました
    
レンズのインフが狂っているなら、まずはそちらを直すのが本来の対応で、アダプタで
    修正するのは、どう考えても邪道です

    その方がローコストですむのは確かなので、その意味で、多少の評価はできるかもし
    れませんが、決して、おおっぴらに「積極評価」できることとは思えません

Walptest_org

Walptest_cnv
*いずれも「レベル調整」済み

確かに、元レンズがMADOKAじゃないので、発売元の解説どおり、完全には歪みは取り切れていない*2のですが、実用上問題ないレベルまで「平ら」な画像にしてくれています。

*2 詳しくは、ここの第1問目

これで、ゲージツ的な「絵」が作れるかは別の話ですが、仕事上(写真を撮ること自体が仕事ではありません。仕事に使うための写真を撮るのです。念のため)、ある場所の状況をたった1枚の写真で他人に説明できるというのは、他には得がたいツールといえます。

さっそく、発売元に、このソフトが必要な事情を説明して、試用モードの解除キーを発行していただいた(料金は破格といってよい2,000円)のはいうまでもありません。

本格テストは…

2014年4月5日、東京・世田谷区の北沢川緑道で行われた、「北沢川文化遺産保存の会」恒例の「文化地図(アートマップ)」配布のイベント

Sakura_org

満開の桜の枝が、後ろから前方に向かって、体に圧し掛かるように延びているような絵にしてみたかったのですが…

Sakura_cnv
*こちらも「レベル調整」済み

カメラをもう少し上に振れば、多分、イメージ通りの絵になりそうなことがわかったので、まずは大成功といえます。

これで…

これまで、30年近くお蔵入りのレンズ*3を「実用化」する目処が立ったわけで、今後、どのようなシテュエーションで使えるか、いろいろ思案している今日この頃です。

*3 実は、このレンズ、手持ちのFDレンズ中、発売時価格でも、実際の(中古)購入価格でも
  
最高額なのです。使わなければモッタイナイ。

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2014/04/13

思えば遠くへ…

ついに…

α7Rを買ってしまいました。

 学生時代からずっと、1970年代初めに手に入れたキヤノンF-1(と、その後入手したFTb)とFDレンズにこだわり続けていたせいで、まともに「次の『ちゃんとした』カメラ」を買ったのは、なんと、21世紀直前*1

*1 その顛末は、こちらをご参照

 いきおい、それまでのキヤノンFDレンズ群に加え、ライカ系のLマウント(∽キヤノン・スクリューマウント)とMマウントのレンズが増殖して行くことになったのですが、それも、2010年代に入るあたりまで。

 原因は、いうまでもなく「デジカメ」の普及によるフィルム・カメラの衰退です。
 正確にいえば、それ自体は、先の事情から、個人的には痛くも痒くもない、と、いうよりむしろ、中古レンズの値崩れが有難い話ともいえたのですが*2、むしろ、問題はフィルム、とくにリバーサル・フィルムのマーケットの激縮小。

*2 お陰で、かつてほしかった、FD17mm/f4.0も、G-1購入後ではあるが、オークションで安価に買えた

コダック倒産のはるか前から、かつては、全国どこの地方都市に行っても、町1番手から3番手位までのカメラ店に行けばともかくも手に入ったリバーサル・フィルムの入手が徐々に難しくなってゆくのはともかくとして*3、最大のネックは現像で、それまでは都心からはずれた我が家の近所のカメラ店でさえ中1日で上がってきたのが、中1週間近くかかるようになってしまった200X年代後半になって、さすがにギブアップせざるを得なくなりました。

*3 でかける前に、ヨドバシかビックカメラで前より多めに調達しておいけばしのげなくもないが、
  そうは言っても、いわば「弾薬に限りがある」のと「いつでも弾薬を補給できる」のとの違いは
  
論ずるまでもない

とはいえ…

メモ代わり写真用にコンデジを買ってはみたのですが*4、やはり本格的なカメラも欲しい。
 しかし、その時点では、FDレンズはともかく、せめてライカ系レンズだけは活かしたいと思っても、すでにスペックの面では物足りない状態になっていたエプソンのRD-1しか選択肢がなく、仕方なく、オリンパスのフォーサーズ・ボディ+パナソニックのライカブランドレンズにでも転向しようか、などと思っていた矢先、ルミックスG1なんてものが出現していることがわかりました*5

*4 こちらの機能は、今ではスマートフォンのLUMIX Phone に全面移行済み。
  ただし、従来のも、幸い「乾電池駆動可」のカメラなので、非常時用に備蓄している。

*5 といっても「一眼あそべ」の樋口可奈子さんのCMはさんざん目にしていたのだが、
  まさか、あんなカメラとは思いもしていなかった、というのが正確。

調べてみると…

すでにレンズ・アダプタも発売されていて、ライカ系はもちろん、FDレンズも使えることがわかりましたし、RD-1との価格面や画素数でのアドバンテージは、換算焦点距離が×1.4に対し×2.0というデメリットを考慮しても、もう圧倒的。

 ここまでわかると、ほかに選択肢があろうはずもなく、折に触れてネット通販サイトを探し回っていると、深夜割引、平常価格-\5,000というサイトにぶちあたりました。

 このサイト、急いで調べた限りでは、ネット上の評判も悪くないようなので、一気に発注。返す刀で、RayqualのMマウントアダプタを発注したのが2009年1月末。

 使ってみると、これが期待以上。

Hikonyancamera
Lumix G1
「井伊の赤備」に因んで、我が家では「ひこにゃんカメラ」と呼んでいます
その名に違わず、今や、鎧(=ボディー)や兜(=フード)は「歴戦の傷」だらけ

追記:世田谷区といっても、我が家のあたりは、江戸時代は下北沢村とい
    
い、天領だったのですが、中心部の、「タマデン」こと東急・世田谷線
    の、世田谷や上町を中心とする一帯は、井伊家を領主とする、彦根
    藩領でした。確か「ひこにゃん」も、井伊家のお墓のある豪徳寺にお
    参りに来たことがあるはず。
    ちなみに、豪徳寺町あたりのユルキャラは「たまにゃん

【追記】 「井伊の赤備」のレプリカ

Akazonae

   「真田幸村の赤備」推定復元の由
Dsc04532s

 とくに嬉しい誤算は、全く期待もしていなかったキット・レンズが、ライカレンズを彷彿とさせる色味で、一気に気に入ってしまいました。

 このカメラ、金ちゃんこと家内も、一気に気に入ってしまって*6、仕事用としても使い始めたのはよいのですが、持ち出したいときが頻繁にバッティングするようになる一方で、そもそもの主目的だったライカとFDレンズの活用という面では
・焦点距離×2となるので、実用的なのは、FD24mmとキヤノンスクリューマウント
 の28mm程度で、一番使いたい、ズミクロンやズマロンの35mmレンズは使用範
 囲が限定される
・シャッターのタイムラグが大きく、ライカ慣れしていたせいもあって、鉄道をはじめ
 「動くもの」については「外しまくり」になりやすい
ということから、NEX-3を購入したのは、2010年7月のことでした。

*6 今のように液晶モニタに慣れるまでは、仕事用にニコンFE、その後はミノルタα系3台を
  使い継いできたせいで「一眼レフしか使えない人」だった(今では、メインカメラを、往時
  
に比べて液晶モニタがはるかに大きく鮮明になったのでコンデジに移行できました)。

以来3年半

NEX-3は、カメラ本体については、買ってほどなくファームウェアのヴァージョンアップがあったこともあって、シャッターのタイムラグを含め、とくに問題もなく使ってきましたし、今後も使い続けるつもりなのですが…それでも

やはりEVFは欲しい

 レンズ・アダプタを使ってマニュアルフォーカスで使うときはもちろん、キットレンズで撮るときでも、液晶モニタでは、とくに屋外・晴天なんてときには、せっかくのDMFと称するマニュアル・フォーカス機能も宝の持ち腐れで、もう山勘で撮るほかないのです。

 ルーペ付きフードも買ってはみたのですが、大きすぎて取り回しに支障があり、さりとて屋内・ブツ撮りになら便利かというと、今度は液晶パネルのティルト機能が使えないので、そちらが障害になる、といった具合。

 仕方なく、NEX-6へのステップ・アップも考えないではなかったのですが、
・すでに、フルサイズNEXの噂が絶えない時期になっていましたし、NEXシリーズ、
 というより、そもそもSONYをあてにするまでもなく、「原理的に作れないはずは
 ない」タイプのカメラなので、いずれはどこかがミラーレス・フルサイズを作るに
 決まっている
・量販店でファインダをFUJIのX-1のそれと見較べると、まるで井戸の底を覘いて
 いるようで、とくにG-1の結構広々とした視界に慣れてしまっているせいもあって、
 なかなか手を出す気にはなれない
・では、X-1系にシフトするかといえば、それはそれで、カメラ自体が大きすぎ、何
 より、またまたレンズアダプタを買う必要がある、

といった、二の足を踏む要素が満載だったのです。

2014年3月になって…

消費税の増税が約半月後、カメラテストに最適な松江への出張を翌日に控えた17日、エイヤッ、と思い切ってα7Rを入手した次第です*7
 少々逡巡したのは、R付きにするかどうかでしたが、「無印」を買っても、いずれR付きが欲しくなるに決まってますし(スペック的にもネット上の作例を見ても、かつてのスカイラインに譬えれば、乗用車のグロリアのをチューンしたエンジンを載っけたGTと、レーシング・マシンのR-380のをデ・チューンしたエンジンを載っけたGT-Rとの差くらいはある。「扱いにくい」のはわかってはいても、乗ってみたいのは、どう考えても後者 )、価格が倍というならともかく4万円程度の違いでしかないので、「どうせ買うならエエもん買った方がエエ」という亡き祖母の「遺言」に素直に従うことにしたのです。

*7 ライカ・レンズ用のRayqualのアダプタは、この日に備えて、あらかじめフルサイズ用に改造済みだった

他に選択肢がないことが、はっきりしているので…

さほど詳しくスペックを調べることもなく入手したのですが、嬉しかったのは、
・バッテリーがNEX-3と共通
  α7はUSB充電なので、ケーブルが附属しているだけで充電器は別売り
  しかし、NEX-3に付属の単体の充電器がそのまま使えます
・APS-C用レンズを付けると、自動的にAPS-C用カメラモードに切り替わる
  旧いレンズを使うときのネックは接写だったのですが、NEX-3のレンズと
  クローズ・アップ・アダプタで対応できる
といった、まるで、当方のためにカスタムメイドされたカメラの趣だったことです。

さっそく松江で…

仕事先からの帰途、駅まで街中を撮り歩きながら、テスト。
NEX譲りのファインダ画像の拡大機能にEVFが加わったことで、フォーカスを合わせたいところに合わせられるという、よく考えてみれば当たり前のことが、こんなに有難いことなのだということを、この3年半で忘れかけていたことを実感します。

で、結果はというと…

Matsue_s
松江市寺町

の中央部の等倍画像が

Matsue_t
ですから、文句のあろうはずがありません。

【追記と反省】2015/08/17
 最近、ちょっとした経緯から、さるレンズを入手したいと考えはじめました。
 そうなると、知りたいのは、「非デジカメ」時代に設計・発売された、焦点距離
35ミリ未満できれば以下のレンズと、デジカメとの「相性」です。
 とくに問題なのが、画面周辺部分の画像の
 ・光量落ち
 ・流れ
なのですが、前者については、個人的には、何の問題とも思えません。いわば、古いレンズの「味」で、今ならいくらでも画像処理ソフトで修正できますので。
 問題は後者。フィルムみたいな「まっ平ら(のはず)」の薄い乳剤の「面」と、ある程度奥行きのある、いわば「細い筒」が並んだセンサとの原理的な違いで、ある程度避けられないことに加え、ソフトでの修正も難しい。
 ましていまどき、日本/ドイツ・ブランドの最近のレンズ(といっても、レンズ用のガラスはほとんど日本製みたいですが)なら、中央部の解像については、すでに半世紀も前から問題がある道理がないわけで「ちゃんと写って当たり前」。
 結局、私を含めて、後進のユーザとして見たい
のは、
・特定のカメラと
・特定のレンズで
・できれば絞り開放で撮った写真の周辺部と中心部の
・ピクセル等倍の
画像なわけです。
当然、上記の事情から、ある程度の「流れ」が生じることは原理的にやむを得ない(この世のありとあらゆるレンズの全てに対応できるセンサなど作れる道理がない)ので、それが「許せる」レベルなのかは、各人の個人的な、あえていえば「趣味のレベル」の判断になるわけです。

 というわけで、中心部の画像とか縮小した全体像では、この面では、いわば「文明に益する」情報えはない、ということを思い知った次第です。

 といいうわけで、上の写真の左上隅の部分の当倍画像をアップロードすることにしました。
 多少ブレている感はありますが、流れはなさそう。なお、
絞りは、直前に別の場所で「ボケ味」チェックのための写真を撮った直後なので、開放かせいぜい2.8だったと思います。
Matsuelu


今は、なつかしい F-1 が…
還ってきてくれた(と、いっても、ご覧のとおりまだ持ってますが)ような浮き浮きした気分で、

Alphaandf1

あるうえ、ちょっとSONYのLOGOが目立ちすぎるのが気になったので、PhotoShop とCASIO ネームランドを使って、こんなことをして

Canonalpha7
こうやってみると、New F-1の方に似ている

遊んでみたうえで、使いまくっている今日この頃です。

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