2015/09/06

「【仮称】オカ・メダマ・コガタ・ウミウシ」庭に出現!

今年は…

「原っぱ」こと、前庭兼駐車スペースのムベが大豊作。

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しかし…

葉っぱとツルの茂みに不思議な生き物が…

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い~っぱい。

こんな…

折れた枝のてっぺんにも、巨大なのが。

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「そんなところにいると、鳥に食われるぞ!」

第一印象で…

命名するとすれば、表題のとおり

・(海じゃなくて)オカ〔陸〕にいる
・メダマ〔目玉〕のある
・コガタ〔小型〕の
・(体色が派手なので)ウミウシ

といったところなのですが、当然ながら本名があるはずで、

ムベ*食草*昆虫

で画像検索をかけた結果

アケビコノハ の幼虫

と判明しました。

「目玉」は…

外敵への威嚇用だそうなのですが、その一方で、他の部分の体色は、どうみても「鳥の糞の擬態」。

果たして、この子は、目立ちたいのだろうか、目立ちたくないのだろうか?

【追記】

シルバーウィークに入ったころ…

それまで、我が家での愛称「メダマムシ君」が、コンクリートのタタキに大量にまき散らしていたフン(あの体の大きさからは想像できない量。食べた葉の量も半端なものではなかったようで、おかげで、この秋のムベの剪定が大幅に省力化できそうなほど葉っぱが減っています)がパッタリ無くなり、サナギになったのかと思ったのですが、どこにも見つからない。

 そういえば、ちょうどムベの真下あたりにあるアシタバにアオムシ君(アシタバはセリ科なので、多分キアゲハ)が盛大にたかっていて、このままだと、アシタバの方が枯れてしまうのではないかと心配していると…

ある日突然、1頭もいなくなってしまうこと、しばしばでした。

 我らが?泉先生にうかがってみたら…

トリが食べるにしても、見つけたからすぐに喰うわけではなく、日々じっくり観察していて、ムシが十分育って、喰いごろになったときに、一気に平らげるそうなのです。

 ほとんど、牧畜業ですねぇ、これ。

 それにしても、あの密集した葉の中の全頭が喰われたとも考えにくく、数頭は生き残ってくれているのではないかと、折に触れて観察しているのですが、まだ見つかりません。

【オマケ画像】

写真を撮っているのを「見物?」に出てきた

カナヘビ 君

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我が家の庭では最大級のサイズ

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2015/05/26

泉健司先生がNHKのBSプレミアムに登場

先日…

世田谷トラストまちづくりさんから連絡があり、我ら?が泉健司先生

NHKのBSプレミアム(103ch)

2015年6月5日(金) 午後11:15~午後11:45(30分)

晴れ、ときどきファーム!

に登場の由。

 

調べてみると、タイトルは、

「昔ながらで新しい!ひょうたんで初夏を涼しく」

とのこと。

詳細が…

分かり次第、随時追記してゆきます。

【追記】2015/05/31

泉先生と「ひょうたん」が、頭の中でなかなかつながらなかったのですが…

先週末放送分の最後の予告によれば、

泉先生の担当は、サブテーマである

「ミニ・ビオトープ」

の方のようですね、納得。

【追記】2015/06/06

「タイムシフト」ですが、見ました。

内容は、ヘタにこちらで要約なんかするより、うまくまとまっているので、こちら

http://www6.nhk.or.jp/harefarm/archive/archive.html?i=150605

で。

なお、冒頭近くで、周囲の水辺で採集した植物

ノアザミ
セリ
イボクサ
ヒメジソ
ミゾソバ
イチョウウキゴケ
チドメグサ

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2015/05/17

「ヤマグワ」の素性調査【現地調査篇】

■春になって…

我が家のクワも、開花した

Yamaguwa
2015年4月24日
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/2015/02/2015-814d.html
 参照

ので

「ヤマグワ」の素性調査
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/2015/01/5-f8ae.html

で懸案だった、ご近所のヤマグワ調査に、午後からでかけました。

まずは「候補地その1」の…

日本民藝館玄関右脇。

見事に、前回の切り株状態から、枝を伸ばし、葉を展開していた

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のですが

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「どこがどう違うんだ」と言われても、説明はできないのですが、どうも、我が家のヤマグワとは、どうにも「雰囲気」が違う。

 さりとて、積極的に否定できる根拠もみつからないので、とりあえず「経過観察」としておきます。

【余禄】

日本民藝館正門の開き戸のためのレール

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御影石を丹念にレールに合わせて削り
その隙間にレールを嵌めこんでいます

こういうところ、本当に手間隙、したがって「お金」がかかっています。

【追記】

9月27日に再び現地に行ってみると…

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見事に「消えて」おりました。

で、「候補地その2」の…

目黒区立「駒場公園」

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に移動。

 前篇の図面のように、現在の京王井の頭線開通前は、ここにある、東京都23区内最後の水田といわれる

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ケルネル田圃

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手前が田圃
画面中央から左のコンクリート構造物が、かつての駒場駅
(さらのその前は、西駒場駅)の下り線ホームの擁壁


と、その水源の池

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自然の湧水もまだあるようだが、井の頭線の線路の下を通るヒューム管で
東大先端研/生産研から雨水の一部の供給を受けている

【追記】
2016年4月2日、北澤川文化遺産保存の会の、お花見どき恒例の「下北沢
文士町文化地図
」の配布の折、当地の古老の奥様から伺ったお話では、
かつて、東大航空研究所時代に、そこから流れ出ている小川がこの池に
つなが
っていて、井の頭線に、その小川を渡る小さな鉄橋があったそうで
す。

の北の端まで、一時期はクワの畑だったので、その後も余り手の入らない田圃と池の南北の斜面あたりには、クワが残っている可能性があったのです。

正門を入って…

田圃の南の遊歩道に回りこんで、ほどなく見つかったのが、この

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木。

 頂上を見ると、我が家の木と同じような、掌状の葉があります。

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 これクワじゃないかと、隣の枝を見ると

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見事に実がついています。

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若干貧弱ですが(我が家のや、吹上御苑のと較べると、ここの木の最大の違いは、周囲全部を他の高い木が覆っているところにあり、おそらく日照不足)、どうみてもクワの実。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/moraceae/kuwa/yamaguwa.htm

 実が付くくということは、ヤマグワは雌雄別個体なので、当然ながらこの木は雌木ということになりますが、それ以上に受粉可能な雄木が比較的近くにあることも示しています。

「野」の付かない方の…

目黒区立「駒場公園」(=旧前田侯爵邸)は未調査ですが、「駒場公園」から我が家までなら、鳥が食べたクワの実を消化して、タネを落としたとしてもおかしくない距離。

 いずれにせよ、我が家のヤマグワの起源は、駒場農学校にあると考えても大間違いはなさそうです。

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2015/04/24

「植物バトル」実況中継[随時更新]

動物と違って

植物は通常生えた場所から移動できませんので*、「その場」で生存を図る必要があります。

 したがって、たまたま「間の悪い」所に生えた植物は、結構大変な苦労をすることになります。

*とはいえ
・ツルを伸ばす、地下茎を伸ばすという形で、シンドイ環境から「逃げ出す」ことのできる種もいますし
・今の世代は「我慢しながら」とにかく生き延びてタネを作り、風や鳥などに運ばせて遠くに移動する種もいます

前にも…

このブログのどこかで書いたと思いますが、そんなとき、植物は動物には及びもつかない「陰険」な行動をとることがあります。

 相手が自然環境あるいは昆虫などの動物ならともかく、植物なら「相手も陰険」なので、結構驚くような様相を生じさせます。

今朝になって…

その一編が「すぐそば」で起こっていることがわかりました。

 我が家の玄関は、ミニ農家風の「通り土間」になっているのですが、その裏口の目の前1メートルほどの場所。

 春になって、地下茎で冬を過ごしたドクダミが芽を出したのですが…

そのすぐ脇には…

イヌワラビが先に芽吹いていたのです。

 いくら「暗くても育つ」といっても、葉っぱに葉緑素がある以上は、太陽光を吸収し、光合成をして得た栄養で成長したいのがドクダミにとっても当然。というわけで、枝を伸ばして先行しているイヌワラビの上に葉を展開しようとします。

 イヌワラビはイヌワラビで、同じく、シダなので「暗くても育つ」のですが、やはり春先の成長期には太陽光が欲しいのはドクダミと同様なので、ドクダミの葉に光を持ってゆかれては困ります。

と、いうわけで

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のように、下から伸びてきたドクダミは「必死こいて」イヌワラビの上に葉を展開しようとしてますが、まぁ、半分偶然でしょうが、イヌワラビはイヌワラビで、ドクダミの葉を自身の葉で上から押さえ込んでいます。

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さて、この先…

どうなることか。

毎朝、目の前で観察できる場所なので、折に触れて、実況中継したいと思います。

2015/04/26

結局、この2日間で、ドクダミは小さな葉を1枚、イヌワラビの下側、つまり本体の株の隙間から頭を出させることに成功(画面右下)。

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しかし、ドクダミの上の方の葉は、イヌワラビの複葉の隙間をクリアしてその上に頭を出すことができず、その下の葉も含めてイヌワラビに太陽光を遮られた状態になっています。

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2015/04/28

ドクダミがなんとかイヌワラビの上に頭を出すことに成功

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しかも、その葉がイヌワラビを押しのけている間に、脇からもう1枚葉を展開する作戦のようです。

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とはいえ、ドクダミの葉の大半は、成長を続けるイヌワラビの葉に太陽光を持ってゆかれている状態。

ドクダミが、この先、上に出ている3枚の葉で光合成した養分で、下の葉を支えることができるか。

2015/05/01

イヌワラビ strikes back !

 

4月28日の段階で、一応の段落が付いたと思っていたら…

 

その後、ドクダミはドクダミで、イヌワラビの葉をすり抜けて上空に何枚かの葉を展開させることに成功したものの…

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今度は、イヌワラビが、さらに高い位置に葉を展開させようと、下から新しい葉を伸ばしてきました。

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もともとは、何もなければ、葉を横方向に広げたがるタイプのシダなのですけど。

2015/05/03

昨日の夕方あたりから、突然「高さ」を競うモードに入ったようです。

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相手が「見えてる」道理はもちろんなく、お互いに相手の葉の日光を妨げているわけでもないので、とくにイヌワラビの方は横に広がれば、それで済む話なのですが…

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2015/02/25

「結果?」を目の当たりにできるのがうれしい[その2]

ところで、肝心の…

植樹祭が、どんなイベントだったかというと…

 確か、2012年8月18日の区の広報に、こんな

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記事が載ったので、私たち夫婦は「速攻」で参加申し込み。

 幸い2人とも当選したわけです。

宮脇昭先生ご指導の植樹イベントの…

「流れ」は、抽象的には、ほかにもいくらでもWeb上にご報告があり、それと同じことを今更クドクドと書いても「何ら『文明に益さない』」でしょうから…

まずは、「何より肝心」な、当日植えた木のリスト(こういう情報を書いてくれている人がほとんどいないのが、読んでいる方にすれば、一番「イラツク」原因なのですよね。実は)

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クリックすると拡大します。
詳細な照合は未了ですが、基本的には、この地が
http://kamome.lib.ynu.ac.jp/dspace/bitstream/10131/3832/3/syuto_b02.pdf
によると、「ヤブツバキクラス」の中の「シラカシ群集」と「イノデ-タブ群集」地域
の境界にあたるので、


それらの「潜在自然植生」と「代償植生」を構成する木のはずです

実際に照合してみると、常緑広葉樹については「ヤブコウジ-スダジイ群集」の木が大半
落葉広葉樹については、あまり、群集=代償植生の関係にこだわりなく決めているようですね

と、その一部のポット苗のサンプル

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これで「すっきり」したので…

月並みながら植栽祭の画像をいくつか

主催者・後援者の方々の挨拶が終わり…

いよいよ真打の宮脇先生の「いのちの森」の解説と植栽する植物の説明

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いくつかのグループに分かれて受け持ち区域への植栽を開始します。それぞれ、おそらく共催者の「世田谷に植え隊」の方々(スカイブルーのTシャツ)が、指導してくださったのですが

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もともと、イベントの性格上、どうやら「好きこそモノの上手なれ」の方々が多かったようで、結構、お互いの以心伝心で自然に分担ができ、なかなかスムーズにコトが進みます。

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ランダムに、ランダムに、樹種も位置も、できるだけランダムに…

「混植密植」の宮脇メソッドといっても…

2年半前の当初は、ほとんど、この

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程度の密度

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    【追記】

    前ページの写真で紅葉してたのは
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    多分、上の写真の中央やや左の「この子」

   【追記】
    録画しといた、NHKの「プロフェッショナル」を見てたら、ポール・スミザーさんが
    「明後日、明々後日のことはどうでもいい 2年3年10年15年単位で考えなくちゃいけない
     今のほとんどの庭を見てると 今綺麗に見せなくちゃいけないという感じで植えてる人が多くて
    それが変われば庭はもっときれいになるよね
」って、言ってました。
    このブログの冒頭に引用した丸山健二さんが言ってることと、まるで同じことであるばかりでな
く、
    この「宮脇メソッド」にも通底するものがあります。
    スミザーさんの著書「日陰でよかった」にも、植栽直後から順次「庭として成立」するまでの経過
    を写真で追ったのがありますが、確かにガーデニング本に「今はこう」そして、たとえば「3年前
    の植栽当初はこう」という写真が、すべからく載れば、格段に有益な情報になると思います

なのですから、宮脇先生がおっしゃっているとおり、確かに「その気になれば誰でもできる」作業といえます。

そのうち…

主催者でもある毎日新聞社の取材ヘリが来て、みんなで手を振って出迎えます。

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まぁ、固くいえば「ヤラセ」ですが、このパターンなら問題ないか、と。

最後に…

宮脇先生との2ショット写真を撮らせていただきましたが

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「いやとにかく、暑かった」の半日でした。

あれから2年半後に思うことは…

その1

 現場を見て、書籍、論文やテレビから想像していた以上の木々の成長ぶりには驚くばかりでした。

 実は、我が家でも、庭のシラカシのドングリを使って、似たような実験はしているのですが、とてもこうはうまく行ってません。

 現地の日当たりとか多摩川の旧川路であることによる水分の影響とかもありそうですが、それよりも、いかに頑強で成長力のあるポット苗を育てたり調達することができるかが勝負かもしれないと思います。

その2

 当日のお話では、あの1年後位に、メンテのための草抜きイベントを計画とのことでした。そうなれば、当然、植樹祭参加者にはご案内が来るものと楽しみにしていたのですが、それはなく、区の広報でもみあたりませんでした。

 今日の様子からは、これからあとはノーメンテの放置モードになるはずですが、これまでも、苗の生長がよすぎて雑草よりも背が高くなってメンテが不要だったのか、あるいは、従来からのボランティアの方々だけで充分対応可能なレベルだったので、改めて素人を集めてみても、かえって足手まといだったのかもしれません。

 ただ、自分たちの植えた苗の行く末をみるには、いい機会だったのですが。とくに、子どもたち

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には。

    【追記】

    ありました

    http://www.futako-tamagawa-park.jp/?p=3098
    http://www.futako-tamagawa-park.jp/?p=2478

    しかし、毎回たったの20名の先着順。
    これじゃ、大々的に公募したりすると、混乱必至。

    やはり生育順調みたいです。

    素人20人半日ですので、手ざれ5人位で1日で済む作業でしょうから、
    どう考えても、必要があってのことではなくて「イベント」

その3

 ポット苗については、実は こういう問題 が指摘されています。

 要するに、根が真っ直ぐ伸びようとする(直根性)植物を、長期間ポットの中に押し込んで成長させると、その段階では根が螺旋状になってしまうのが当然のことで、その傾向が、ポットからはずされて地植えされた後にも残り、そのまま根が螺旋を描いて成長してしまうことがあるようなのです。

 全てがそうなるとはいえないものの、一定の割合でそうなる可能性が否定できないのは実例から明らかですので、いわば「本当のいのちの森」である極相林になるためには、もう1世代、つまり、人工的に植えた苗が生長して、ドングリやタネを落とし、それが成長して成木になるまで待つ必要がありそうです。

 ただ、それまで、こちらは生きてられませんけど。

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「結果?」を目の当たりにできるのがうれしい[その1]

今日…

世田谷区等々力に用事があったので…
ついでに、同区上野毛の東京都公文書館に行き…

そのまたついでに、その南筋向いにある、世田谷区立二子玉川公園

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に行ってきました。

なぜかというと…

ここのほぼ南東隅の一角で、今から2年半ほど前の平成12年9月9日に「世田谷いのちの森づくり植樹祭」というイベントがあって、当方夫婦も参加して、ビニールポットに入っていた苗(ポット苗)を10本ほど植えたので、その結果を、この機会に見てみたかったからなのです。

行ってみると…

その一角の隅に「いのちの森」というプレート

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が立っていて、その後方には、私たちが植えたポット苗とは似ても似つかぬ幼木がびっしりと林立しています。

北側から南側に回ってみると

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一番背の高いのはマサキでしょうか

「あの」ポット苗たちが順調に育っているのがわかります。

こうなると…

俄然興味がわいてきて、「それでは、私たちの、確か7班が植えたのはどのあたりで、今どうなっているのか」を知りたくなり、その場所を探してみることにしました。

正直なところ、まさか、ここまで育っているとは思わなかったので、当日の写真(「その2」参照)をチェックして来なかったのですが…

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乏しい記憶からは、どうやら、この先、園路が向かって右(北)方向に曲がっている、今何人かのグループが歩いているあたりらしい、と見当がつきました。

近づいてみると…

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たぶん、このあたり。とくに正面の広葉樹、たぶん「イロハモミジ」が紅葉しているあたりと思います。

その北側の

画面右側に見えるスロープ、いわば「将来の『いのちの森』」の林縁になる部分についても、こんな

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工夫をしていて、将来は、今多摩川の河川敷にいる虫たちにとっても、格好の隠れ家になってくれそうです。

ところで、肝心の…

植樹祭が、どんなイベントだったかというと…

続きは[その2]で。

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2015/02/21

「山」の「深山幽谷化」プロジェクト[計画篇3]

この塔ノ沢駅の…

場所は、現存植生図

Genzon

では「41 スギ・ヒノキ・サワラ植林」地域の端っこに位置していることになっています。

 たしかに、この地域に、スギが生えてはいるのですが

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ここは、銭洗弁天の境内地

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弁天の起源は、インドの神様が仏教の「天部」に取り入れられたもので、神道系の八百万のカミと
別系統なのですが、なぜか、ここのように注連縄を張ったり、2礼2拍1礼して拝むところが少な
からずある
のが不思議です。
弁天はそのインドでの起源が水の神であることから、日本原産の農業のカミである稲荷と同じよう
に扱われるようになってしまったのかもしれません。

ですから、その神域を示すためにスギを植えてもおかしくない場所です。

 そう考えると、その北にある箱根の外輪山に続く、同じ「41 スギ・ヒノキ・サワラ植林」地域とは、ここが、間に「26 イロハモミジ-ケヤキ群集」をはさんで飛地のようにあることからみても、群集名こそ同じあっても、北の方の地域の、「明らかに『林業』のため」の植林地とは、全く起源が違うのではないかと思われます。

ところで…

この塔ノ沢駅は、東西共にトンネルに挟まれた狭い谷間にもともと位置していて、西側のトンネル入口

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架線だけは、剛体架線になっています

の位置は、おそらく開通当時のまま。

 東側のそれは、かつては西側のトンネルの入口との間に、2両編成の電車がギリギリで止まれる程度の位置だったはずですが、その後電車の3両編成化に対応するために、山を削って、入口を東(箱根湯本)寄りに移した

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ものの、駅構内の線路の全部を地上に出すことはできず、東西とも、ポイントの部分は一部がトンネル内に入り込んでいます。

 つまり、この駅は、非常に狭い谷間に無理無理作られた駅で、しかも、今でこそ、この駅に隣接している銭洗弁天も火伏観音も、それぞれ、大正15年、昭和20年代と、大正8年6月1日にこの駅が開業したはるか後に麓から移ってきた堂なので、当初は駅周辺にほとんど何もなく、ただスギかヒノキ、東西の斜面には、後述のようにケヤキ、スダジイ、クスノキなどの山林が広がっていただけだったことになります。

 そんな辺鄙な場所に駅を作った理由は、この下の、早川本流沿いに塔ノ沢温泉があったからとしか考えられません。

 塔ノ沢温泉は、当時というよりも、すでに江戸時代から繁栄していた温泉場で、江戸時代末には環翠楼

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をはじめ9軒ほどの旅館が軒を連ねていたそうですので、そこに来る湯治客を見込むと同時にこれらの旅館からの鉄道建設資金の出資もあてこんだ*ものと思われます。

 *Wikiによれば、同社は大正3年に社債を発行し、さらに、大正7年に
       220万円の増資をして建設資金を調達したとされている。

 ただ、この駅のある場所は、国土地理院の25000分の1地形図

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でみると、その北西方向からの早川の支流に当たる結構深い谷筋の途中にあって、そのままでは、もともと2両編成の電車の駅すら作れる場所とは考えられません。

 実際、駅の南のわずかな平地から南は深い谷。しかも、本流である早川に向かう沢筋をそこそこ大量の水が流れていますし

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地形図では駅の北の沢筋にも細流があることになっているのですが、駅の周囲には見当たらず、水といえば、ただ弁天堂の周囲に池があるだけ。

 そんな「変な」地形である理由は、駅からほとんど山道のような取り付け道路を、南の塔ノ沢温泉に向かって少し下ったところから振り返って見るとわかります。

 駅の南、沢筋の西の端の部分に、トンネルがあって

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       ↑水路トンネル

そこから水が流れ落ちでいます。

 つまり、今、駅のある部分は、もともとあった沢を埋め立てて人工的に作った平地であり、そこに向かって上の沢から流れ落ちてくる水は、水路用のトンネルを使って駅の下をバイパスさせているのです。

 今ならば、沢に鉄筋コンクリートで橋をかけて、その橋から左右に跳ね出す形で駅のホームや駅舎を作るのでしょうが、

Photo


当時の技術では、こんな面倒なことをしなければ駅が作れなかったのでしょう。

改めて…

この谷の法面をみると

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西側トンネル入口上部

落葉している「竹箒を逆さにした」ようなケヤキの奥にスギらしき木の根元も見えますが、あとは、常緑広葉樹が占めていますし、ケヤキの足元の地表を覆っているのも、東側のそれ

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から推測すればスダジイの幼木。

さらに、その上を見ると

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クスノキが存在感を示しています。

 この斜面は、冒頭の現存植生図によれば「イロハモミジ-ケヤキ群集」、潜在自然植生図(ただし、かなり大まかな図ですが)

Senzai
に従えば「ヤブコウジ-スダジイ群集」とされていますので、今回見た限りでは、ここの植生は、それらの中間にあたるともいえます。

 ここから一駅先の大平台駅も、山の中の駅

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に見えるのですが、周囲は市街地ですし、少し離れた西側の斜面

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上大平台信号所あたり

も、クマノミズキの林で、小田原から箱根にかけては木工の盛んな土地ですので、おそらく、かつて椀の木地とか箱根細工の材料にするために植えられた人工林。

 その意味で、塔ノ沢の駅は、次の電車まで、より自然に近い山の雰囲気を手近に味わうには格好の場所といえそうです。

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2015/02/17

「山」の「深山幽谷化」プロジェクト[計画篇2]

頭の中で…

あれこれ、くどくどと考えているだけではどうしようもなさそうなので、思い切って2月14日の日曜日、現地つまり塔ノ沢駅

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に行ってみました。

 夏になると、いまや、この箱根登山鉄道沿線全体の名物になったアジサイだの、この地の「オタカラ」のイワタバコの群落の開花だので、人も増えるでしょうし、何よりも、下草層については夏緑性の草本がワンワンと茂って、常緑系の植生など、どこにあるのか全くわからない状態になるのではないか、と思えたからです。

 午前中は結構冷え込む日だったのですが、登山電車への乗り換え駅の箱根湯本駅は結構な混雑。

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 待つこと15分の後、ちょっとした東京のラッシュ並みに混んだ電車に乗って3分ほどで、塔ノ沢駅

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続編に関連するが、正面のトンネル・ポータルのすぐ上に葉を落としたケヤキが見える

に到着しました。

【凡例】以下の植物の種名については、その前に「たぶん」、後ろに「か、その類縁種」という言葉が
     くっついていると考えて読んでください。

着いて「地べた」を見てみると…

一言でいえば、量はともかく種類については「ウチの庭と大差ないなぁ」というのが素直な感想。

 たとえば、駅の東側のトンネル入口脇あたりの山の斜面

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「お約束」といってもよいような「ヤブソテツ」と「イノモトソウ」(左上斜面上)。常緑性のシダ類(オシダ科か?)の下の、日当たりのよいところには「シャガ」。ほかには「ヤブラン

Dsc02851cs_yaburan

がいっぱい、といった具合です。

 上り方面ホームの西端北にある、銭洗弁天さんと火伏観音さんの、いわば境内の地面を見ても、

テイカカズラ
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をはじめ、やはり、

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そう、びっくりするほどのものはなさそうです。

 その中で、

最初は人工的に植栽されたのかもしれませんが、その後に自力で岩の隙間を見つけて定住したと思われるユキノシタ

Dsc02894cs_yukinosita_2
べったりと平地にまとめて植えてしまうと、とくに日当たりがよいと、少し気色の悪い色味に見える
この植物も、こうやって岩と岩の隙間に散在していると、ユキノシタ自身だけでなく
岩も映える。

これも、同じように人工植栽後、自力で岩の間を見つけて住処を確保した(らしい)フッキソウ

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上側のジャノヒゲと、その下の(たぶん)シュンランとが「いがみあいながら共存している」

Dsc02852cs_janohigevssunran

と思われる光景。

は、なかなか面白い参考例ではありました。

それに比べて…

「いかにも」と思わせてくれたのは、谷の西側の斜面の方のシダ類で

まるでトタン板をハンマーで叩いたようなベコベコの葉の表面と、葉裏の行儀のよい一列の胞子嚢のクリハラン

Dsc04277cs_kuriharan
これなら、いくら私でも、一発で同定可能

とか、マメヅタ

Dsc02854cs_mameduta
魅力的だが、ある程度の高低差のある石積みに植えてやらないと可哀想なので、
ウチに持ち込むのは無理
左のシャガ。これまで(平地でも)やたらに細い根を伸ばしたがる理由がわからな
かったが、なるほど納得。
要するに、ロッククライミングの「確保用のロープ」だったわけである。

といった、図鑑でしかみたことのないものもあってなかなか楽しめました。

この地の「冬」の下草層は…

結局のところ、

・種類の面では、すでに我が家の庭にある植物と大差はない
・ただし
  それぞれの「位置取り」に工夫の余地がある
  とくに、ヤブランとか、全体形が三角形の複葉の「普通の」シダとかについては、
  ある程度「面」を成すように植える必要がありそう
・岩などを含めた、地表面の造形が必要
  単に石を置いてもダメで、崖や沢の上から転がり落ちて、そこに堆積し、その
  隙
間に植物が根付いたように見えるのが理想。
  ただ、それに適した、程々に角が取れ、程々にまだ荒々しさが残っているよう
  な石をどうやって調達するのかが最大の課題かもしれない

というのが、とりあえずの今回の結論でした。

これだけでは…

遠路(というほどのことではないのですが)はるばる休日を潰して来たかいもないので、ついでに、いわば「植生図の読み方」とか、この駅をめぐる「鉄道土木工学」的な工夫についても、あえて柳田國男の物言いを借りれば「しんみり」と考えてみることにしたのですが、それは続編で。

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2015/02/14

「山」の「深山幽谷化」プロジェクト[計画篇1]

山」にイノデを植えた途端に…

いろいろ欲が出て来てしまいました。

 ここは、家の建替え後10年のうち、最初の数年は、移植のせいなのか日当たりが変わったせいなのか、徐々に弱って枯れてしまったツバキのメンテナンスに追われ、その後もほとんど手付かずだったのです*

     *枯れた後もツバキの切り株が勿体無いので、幹が分岐している部分を活かしてバードバス
      F1000020s
      2006年8月

      
      を作ったものの、一昨年、その切り株自体が倒壊

 昨年になって、マサキやギンバイカを北端に植え、今年、ヤブコウジやイノデを植えたのですが、このエリアにもそれなりに植物が増えてくると*なんとなく欲がでてきてしまい、さらに何とかしようという気になり出したわけです。

    *植栽自体は大した手間ではなかったものの、そのための土盛りの方が大変で、
     「あの作業の後の腰痛」を無駄にはしたくない、というのが正確かもしれない。

 このエリアの東寄りには、常緑広葉樹のスダジイがどっしりと構え、西寄りの道路側もやはり常緑広葉樹のキンモクセイやクチナシが陰を落としているものの、その中間地帯は、落葉広葉樹のカキ(やザクロ)があって、そのあたりの地表は、あくまで雰囲気としてはですが、
・カキが落葉中の春から初夏までは地面に日が差し
・カキが葉を展開した夏から晩秋までは、1日を通して木陰になる
という、おおまかにいえば里山状態の環境といえなくもありません。

しかし、イノデなどの姿をながめているうち

この「山」を文字通り深山幽谷の雰囲気にできないものか、と思い至りました。

 深山幽谷といっても、別に秋田の森吉あたりのブナの森

Mossytrail
2001年7月

とか、かつて南方熊楠が駆け回った熊野の深い照葉樹林を再現するなんてのは、もちろん到底無理。

 そもそも、中高木はもちろん低木ですらもう植える場所はなく、できるとしても小潅木程度が限界なのですが、常緑+耐陰性となると、もうここの庭では飽和状態のナンテン位しかありません。と、いうわけで、下草層で山中の雰囲気にもってゆくしかないことになります。

 結局、小さい頃からよく行っていた箱根、それも、あまり標高の高くなく、馴染み深い箱根登山鉄道の塔ノ沢駅あたり(標高155m)
M6301_12t

1963年8月

の植生なら、比較的身近な植物でシミュレートできるのではないかと考えました。

箱根の植生について…

とっつき易いものとしては、箱根町のWeb に 箱根で見られる植物 というページがあって、植物名のところのリンクを叩くと写真もすぐに見ることができるのでお誂え向き。

 そのうち、
  
標高700m以下の低地や低山に生育している植物
  http://www.town.hakone.kanagawa.jp/hakone_j/ka/shougai/page000002.html

に、当の塔ノ沢で観察された植物もリストアップされています。

 それに加えて、
  
標高700m付近の山地で見られる植物
  http://www.town.hakone.kanagawa.jp/hakone_j/ka/shougai/page000003.html
というページには、タイトルに反して、標高541mの強羅で観察された植物もリストアップされています。

 後掲の潜在自然植生図によると、強羅も塔ノ沢も「シキミ-モミ群集」の地域で、強羅がその上端、塔ノ沢が下端に位置しているので、それなりに共通する部分があるのではないかと思われるので、これも参考になるはずです。

さらに、箱根*植生*下草で…

ぐぐると

 箱根町強羅 トレーラーハウス への植栽計画
 http://ryokuseikan.biz/_src/sc1326/94A08DAA92AC8BAD978590A8DCD92F188C4.pdf
というリポートだか企画書だかのpdfファイル
*がヒットしました。

     *これは、緑生環 ryokuseikan.biz という技術士さんの事務所のWebらしいの
      ですが、トップページからどうやってたどり着けるのかは、いまだに不明。

 その8ページの「4.植栽植物」の「植栽を検討している樹種」*の中の、当方が知りたかった「G.下草」としては

・春の花
エイザンスミレ、チゴユリ、シャガ、キジムシロ、タチツボスミレ、タツナミソウ、フッキソウ、ギンラン、イカリソウ、フタリシズカ、ナワシロイチゴ

・夏の花
クルマバソウ、ホタルブクロ、オトメアオイ、クサアジサイ、オトギリソウ、ワレモコウ、アリノトウグサ、ナンテンハギ、コマツナギ、マツカゼソウ、ホトトギス、モミジガサ、センニンソウ、バライチゴ、フジイバラ

・秋の花
アキノタムラソウ、ツルボ、リンドウ、センブリ、タムラソウ、マツムシソウ、ヒヨドリバナ、オミナエシ、ヤクシソウ、ツリガネニンジン、リュウノウギク、ノブキ、ツリフネソウ、シロヨメナ、ツルニンジン

がリストアップされています。

 このpdf6ページの「植栽計画と植物管理」中「2.草地の植栽・管理計画」に、「下草については、箱根に自生している草花の種や苗を用いて、季節毎に花が咲く草原を
創出するなどを考えています。」とありますので、このリストが、現地の植生からかけはなれたものでなさそうなことがわかります。

      *「植物の詳細については別紙“樹木一覧表”に記してあります。」
      とあり、期待して探したがこれまたみつからない

スミザーさんの

ナチュラル・ガーデン、とりわけ日陰の場所の「シェイド・ガーデン」は

・常緑性の植物であらかたのスペースを埋めて、冬でもある程度緑が残るようにし
・その間や脇に夏緑性の植物が春先に立ち上がって来るように植える
・ただし、
  常緑種は、夏緑種の発芽や成長をあまり妨害しないように量や隙間に気を配る
  夏緑種は、常緑性の植物の生存を阻害しないように、あまり高い場所に大量の
  葉が茂らないように、品種や数をコントロールする
という、冷静に考えて見れば「至極当たり前」の手法のようです。

 とはいえ、この手法、「言うは易く行うは難い」のですが、うまくゆけば、常緑種も夏緑種も、お互いに適度のストレスを加えあい、太陽光を取り合っているうちに、どちらも適度に生存することが可能なはずで、かの宮脇昭先生

Dsc09770tc
2013年9月9日二子玉川(東京)での世田谷区植樹祭で
「トレードマーク」の麦藁帽子で、同じくポット苗を持って
植栽指導をされる宮脇先生


の名言である「いがみあいながら共存する」状態になってくれそうです*

     *ここの植栽は、西の道路側から敷地内への見通しへの目隠しでもあるので、あまり「競争」
      されて背丈が伸びられても困る(かつて、カタバミとドクダミが日光を取り合って、どちらも
      花が30センチ位の高さに咲いて、驚いたことがある)

 結局のところ

まずは、常緑性の下草として、何をどう植えるかで、後のことはほぼ決まってしまうわけですし、まして、今回のようにスペースが限られていればなおさら、というわけで、何はともあれ基礎資料をネットでかき集めてみることにしました。

現存植生図
環境省のWebにある

箱根地域の1/25000現存植生図
http://203.138.185.154/data/25000veg/pdf/523960.pdf

Genzon
上記植生図(部分)に植生名を補入(中央付近の赤丸がほぼ塔ノ沢駅)

宮脇昭「箱根地域の現存植生図について」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjca1963/9/4/9_4_16/_pdf

なお、全国の現存植生図へのリンクは、
環境省の自然環境保全基礎調査 植生調査情報提供ホームページ
http://www.vegetation.biodic.go.jp/

潜在自然植生図

横浜国立大学のWebにある
首都圏の潜在自然植生図
http://kamome.lib.ynu.ac.jp/dspace/bitstream/10131/3832/3/syuto_b02.pdf

Senzai
上記植生図(部分)に植生名を補入(中央付近の赤丸がほぼ塔ノ沢駅)

なお、全国の潜在自然植生図へのリンク
http://www.green-site.com/motherforest/index.html

その他
神奈川県自然環境保全センター「広葉樹実生図鑑」
http://www.agri-kanagawa.jp/sinrinken/tebiki/mishou-zukan2011.pdf

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2015/02/11

「シラカシ」のグランドカバー

我が家の「北側アプローチ」は…

建物と塀に挟まれた日陰地帯なのですが、それでも、南寄りは、季節によっては西日が差し込むほか、隣家の壁の照り返しもあるので、サザンカ、フッキソウ、ミズヒキがゆっくりではあるものの順調に育ち、秋にはホトトギスが大量に開花してくれます。

Dsc02107s

しかし、北寄りは…

ポール・スミザーさんの定義するところの「ダーク・シェイド」。しかも、木が結構あって、そのうえあらかたは5・60年モノの古木でしっかり根を張って地中の水を吸い上げているので、まず間違いなく「ドライ・シェイド」の範疇。

 そのため、ここで育つ植物は非常に限られたものになるのが必定で、ナシ、モチノキ*、ヤマモモなどの根元で、ヤブランとヤブコウジが順調に広がってきてくれているのですが、ツツジ、サルナシは早々に敗退という場所**

     * この2本は、おそらく60年モノの木で、我が家の建替え前の日照が充分な時期に育ち、
      すでに枝葉が建物の上に出ているので、光合成つまり生存には問題がないのです。
      つまり、どうしてもこういう場所で(後から)何か木を植えたいのなら、
      
「日の当たる高さまで枝が伸びているでっかい木を、お金と手間がかかっても植える」
      しかないことになります。
      


   
**唯一の例外はヤマブキで、おそらく、ですが…
     ・もともと枝が長く背が高いので、採光上他の植物より有利
     ・北側の隣家がちょうど途切れる場所なので、日光の直射はないが天空光はそれなりにある
     ・その天空光については、玄関のガラス戸からの照り返しもある
     という、好条件があったせいかと思います。

 と、いうわけで、植生に多くを期待できないことはハナからわかっていたので、家の建替え直後から、日陰に強いといわれる、ネズミモチとシラカシの実生を見つけては、この地帯に移植し続けてきたのです。

 ネズミモチ、シラカシとも生垣によく使われている木であるうえ、庭にいくらでも実生が生えてくるので、「そのうちに、混ぜ垣になってくれれば」との発想で、ようやくネズミモチが膝上位まで伸びて来ていました。

Dsc04251

最近になって…

 よくよくみると、ネズミモチの下の地上近くで、シラカシの方もしっかり育っていたことに気付きました。

Dsc04254

 こうなると、シラカシにもう少し日の光が届くようになれば、この場で、よいグランドカバーに育ってくれ、さらにうまくいったら、上がシラカシ、下がネズミモチという混ぜ垣もできるかもしれないので

Dsc04252

ネズミモチの方を一番下の一枝を残して剪定してみました。

Dsc04255

 ネズミモチは成長力が強いため、そのうち回復してくるはずで、それまでの間に、シラカシにしっかり光合成をしてもらおうという、作戦です。

しかし、まぁ…

10年越しの作業でしたはなぁ、ここまで。

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