20世紀初頭のSearsRoebuck通販カタログ中の Fishing Tackles

■今日…

書庫をみていたら、かつてのアメリカの大手通販会社「シアーズ・ローバック」の通販カタログの

1902年版 と 1908年版 のレプリカを見つけた。

(おそらく1908年版を先に買って、その後、より旧い1902年版を見つけたので、追加して買ったのだと思う。)

・釣具〔Fishing Tackles〕のページが、1902版が4ページなのに対し、1908年版は7ページ

・レプリカ作成時の問題だろうが前者に比べ後者の画像の方が暗部の潰れがなく圧倒的に鮮明

なので、1908年版だけ掲載しようかと思ったのだが…

■興味深いのは…

このわずか6年間に、ロッド〔竿〕の材質の主流に大きな変化があったらしいことにある。

すなわち

1902年版では、

・冒頭に掲載されているのが「Japanese rod」。つまり、日本製で丸竹を2~3本継ぎにしたロッド

ただし、いわゆる和竿ではなく、リールシート(固定具)とラインガイド(糸通し)が付いているので洋竿仕立て

・次いで、主としてLanceWood というビリヤードのキューにも使われる木材製のロッド

木製のロッドは、ウォルトンの釣魚大全の時代にも使われていた、かつての主流のロッドといえる

・次が、Split banboo rod

今は split cane rod と呼ばれることが多いが、三角形に削った竹材をはぎ合わせたロッドで、今でもフライロッドの主流の一つ

・最後が steel つまり鉄製のロッド

今は絶滅種であるが、1908年版までの6年の間に一気に主流になったようなのである

1908年版では

・冒頭が、 steel ロッド

・次いで、Japanese rod

・次が、lance wood rod

・最後が、Split banboo rod

の順になっている。

 この間の変化が面白いので、両方ともここに載せることにした。

■1902年版

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■1908年版

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【追記】

バス釣りの世界の長老の一人「ヒロ内藤」氏の下記の動画

【ヒロ内藤流バス釣り】バス釣りの4大重要タックル:ロッドの進化を知りタックル選びに活かそう!【バス釣り202中級者】 - YouTube

に、100年前のHEDDON社のスティール製のロッドが紹介されていたので、そのコメント欄に、このページをご紹介させていただいた。

なお、この動画、バス用に限らず、各人が必要とするロッドの選択のときの、基準というか基本的な考え方というか、割り切り方について、大変重要で有益な情報が開示されていると思います。