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2020/12/12

世田谷区大蔵4丁目1番の「おしゃもじ様」?

■昨20年12月11日…

大蔵4丁目にある、御嶽神社や野菜洗い場跡を探訪するため、大蔵運動公園から、里俗・ザトウコロガシ坂を下り切る直前の辻の…

路傍に、石造物3基を納めた小さな堂を見つけた。

Dsc01524s

■中央は…

帰宅してから調べた google map でも「庚申堂」と表記されているとおり

Dsc01527s

「誰がどう見ても」庚申塔

(なお、後掲「大蔵民俗報告」p.105によれば、享保2(1717)年建立の由)

■その右は…

Dsc01529s

表面の剥落がひどく、光線の具合もあって同定不能だったが…

堂内に掲示されている「地蔵尊庚申様新築上屋根工事由来」

Dsc01528

によれば、どうも、当地では地蔵尊と考えられているらしい。

【参照】

「風は世田谷」~第485回~お地蔵様のある風景(平成7年3月4日放送)

https://www.youtube.com/watch?v=zd-aBH3-37g

の、6分20秒あたりから、この堂が建立される前の、野仏の時代の光景が記録されている。

■しかし…

世田谷やその周辺で、こういった立柱の、馬頭観音は散見できるが、地蔵尊といものは見たことがないため

世田谷区民俗調査団「大蔵 世田谷区民俗調査第7次報告」同区教育委員会/S62・刊(当ページでは「大蔵民俗報告」という)

pp.105-106 によれば「道しるべ」とされている(ただし、かろうじて判読できる文字からみて、単なる道標と断定できるかについては疑問がないではない)。

■そんなことよりも…

一番の問題は、左側の、この像

Dsc01526s

「…工事由来」には

「石仏の一体は、田の神との言伝えであるが諸体は不明」

と書かれているし

「大蔵民俗報告」pp.105-106によれば、当地で「エビス様」とも呼ばれていたらしいが

「『エビス様』は近年になってどこからともなく運ばれ現在の場所に据えられたものである。」

とされている。

■たしかに…

もともと、エビスは田の神として祀られる例は多いらしいし、加えて、この

薬師の田の神 (tok2.com)

鹿児島県の田の神は、

・杓文字を手に持ち

・大きな笠を被り

・少し膝を曲げて屈む姿勢

など、ほぼ同じ意匠といってよく、

山の神・田の神 | 神使像めぐり*余話 (shinshizo.com)

のように、東京都内でも見られるようである。

■しかし…

杓文字を持っているとなると、やはり、「おしゃもじさま」との関わりも考えてみたいところである。

 

 

 

 

 

 

 

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