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2020/11/08

庭の潅水装置のメンテナンス その1:リペアパーツの入手

■確か…

2001年の夏だったと記憶するが、我が家のお向かいにいたアメリカ人ご夫妻から、帰国する際の「お餞別」として、庭の潅水装置のキット一式

多分、これ

https://web.archive.org/web/20061015172130/http://www.digcorp.com/diy/product.htm

Description
Model G77 drip kit, G77AS drip kit with backflow preventer.

Kit contains:
50' 1/2" poly tube, 50' 1/4" micro tube, 1 3/4" adaptor , 1 hose coupling, 1 1/2" tee, 20 PC drippers 1 gph, 2 PC drippers 2 gph, 2 PC drippers 4 gph, 1 punch, 2 1/2" holder stake, 2 hose ends, 2 goof plugs, 1 1/4" ball valve, 2 1/4" tees, 2 1/4"barbs, 5 1/4" micro tube holder stakes, 1 instruction manual.

【追記】2021/03/02

DIG社の潅水システムについて、最近、というかつい2週間前に、総論的な解説が(残念ながら英語のみだが。まぁ「見ればわかる」)YouTubeにUpLoadされているいるのを見つけた。

DIG - Retail Product Knowledge Class 2021 - YouTube 【New Verjon に更新】

に加え、ご本人たちが借りていた家(というか、一種の社宅というか、準官舎というか)の庭

R041913c

に使った装置(逆流防止弁や水圧調整弁が2つあったので、多分、当家にいただいたキットと同クラスのものを3セット位使ったのだと思う)の残りのパーツをかなりの量いただいた。

■その夏は…

日照り続きで、庭の地面に乾燥のためにひび割れまで生じていた時季だったので、さっそく、我が家の建て替え前の庭に、パイプを引き回し、潅水する時間を設定できるタイマーもいただいたので、以後、庭の植物への水やり作業が不要になって、その便利さを痛感した。

■そのため…

これを手放すなどということはおよそ考えられないようになってしまったので、我が家の建て替えのときも、全部を一時撤収して、仮住まいの家の裏庭に保管し、建て替え後の家に持ち戻って、全く様子の変わった庭に敷設しなおした。

■家の…

建て替えにあたっては、当地、世田谷区の条例をクリアするために、できるだけ既存の樹木を残すようにしたし、施工者の、某著名設計会社出身の社長さんも「乗って」くれて、東日本の平野部の自然植生である、常緑広葉樹(照葉樹)のシラカシ、スダジイそして(本当はタブだが)クスノキも見事に残すことができた。

 とはいえ、その他の主としてカエデとかアンズといった落葉広葉樹は切らざるを得なかったし、建物の周囲の基礎工事のために掘削して埋め戻した部分は荒野状態。造園屋さんに預かってもらっていたツツジなどのほか、前々年あたりから実生を育てて鉢で保存しておいた樹木を地植えし、さらに何本か果樹を通販で買って植えたのだが、どれも幼木のため、とくに夏場の水やりは不可欠で、この潅水装置の存在は非常にたのもしかった。

■以来…

10数年、合計20年近く経ているので、さすがに劣化は避けられない。

 まず、交換が必要になったのは電子機器である潅水タイマ。

    Battery operated controller model 2007
  https://web.archive.org/web/20010625124930/http://www.digcorp.com/diy/inst.htm#anchor64210

 これは、日本製のタカギ製のもの

タカギ(takagi) 簡単水やりタイマー(センサー無) G225【2年間の安心保証】
に交換した。

 次に劣化したのが、いわゆる「呼び径」で2分の1インチの幹線用の本管から分岐させ、先端に点滴やスプレーで水を出すためのノズルに接続するための、枝線用の同じく「呼び径」4分の1インチのパイプ。これは塩ビ製なので、早期に硬化してしまったことによる割れによる水漏れが各所に生じた。
 さいわい、この規格のパイプには工業用の汎用品もあって、たまたま立ち寄った千葉県のホームセンターで、やや劣化しにくいらしいポリウレタン管を丸々リールごと投げ売りしていたので、

Dsc03658s

入手して、順次リプレースしているし、今ならモノタロウから通販で買える。

■問題は…

幹線用の本管に使われている「呼び径」2分の1インチのパイプである。

 これは、ポリエチレン製なので、比較的耐久性が高い方なのだろうが、さすがに20年近く使っているので、ここに来て2か所で破裂して水漏れを起こした。
 しかし、この幹線用のパイプがどうにも見つからない。
 もちろん農家などの灌漑用として市販されているものはあるのだが、本格的な業務用なので、現況と同じ、実寸外形0.7インチ(約17.8ミリ)という細いものが見つからない。
 さりとて、幹線を、本格的な農業用の外径20ミリクラスのものにリプレースしようと試算してみると、業務用の高強度・高耐久のものだけに、とりわけ複数の管を接続するコネクタが高価なため、結構なコストになってしまうし、何よりも、これまでよりも太いパイプやコネクタが庭を武骨に這いまわることになるので、できるだけ避けたかったのである。

■これまで…

園芸系や灌漑系のサイトを探しても、どうしても見つからず、仕方なく破裂した場所をテープで補修してなんとかしのいでいたのだが、たまたまAMAZONで、この潅水キットのメーカー名「DIG」をキーワードのいわばダメモトで検索を(かなり徹底的に)かけてみたところ、なんと、たった1出品者だけ、それも数あるDIG社の潅水キット中1種類だけ、入手可能なことがわかった。
Amazon.co.jp : Dig ML50 Raised Bed Drip Kit

■それが…

上記DIG社

https://www.digcorp.com/

製の

ML50 Raised Bed Drip Kit

https://www.digcorp.com/homeowner-drip-irrigation-products/ml50-raised-bed-drip-kit

なる

 50フィートの幹線用パイプと、同じく50フィートの分水用の潅水パイプ(これが、現物をみるとスグレモノだった)を主体とするキットで、値段も送料込みで約7500円と超お手頃(といっても、トータルで現地の価格の倍くらい(商品のコメント欄によれば、量販店では29ドルの由)。それでも、全般に「不当に高すぎる」我が国の園芸用品とは較べ物にならない位「お値ごろ」なのだから呆れる)。
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/2014/12/post-b3f2.html 参照)

 とにかく、これまで探しに探していた、幹線用の2分の1インチのパイプと、そのコネクタ類が一気に入手できるので、さっそく、発注した。

【追記:重要】

先ほど、再アクセスしてみたら、価格が、なんと¥28,740と、彼の地の量販店価格の10倍近い金額になっていた。

これでは、後述の「ガラパゴス規格」の16ミリ管をベースに潅水システムを組み上げた方が、ローコストであり
この価格での購入は、到底お奨めできない。

■先日…

Chicago,Illinoi(現地の方言で「チガゴ,エレノイ」)経由、DHL・佐川のリレーで発注から2週間ほどで、あっけなく届いた。

Dsc03600s

中身は…
Dsc03604s

上の写真右下のパーツ袋の中身と同梱のマニュアル
Dsc03607s

パッケージ裏面のパーツの詳細
Dsc03602s

「和訳」すると

①呼び径3/4 逆流防止弁
②呼び径3/4 水圧調整装置
③呼び径3/4→同1/2管接続アダプタ?
④全長約15m 呼び径1/2ポリエチレン管
⑤全長約15m 呼び径1/4管 9インチ間隔の散水穴付き
⑥呼び径1/2ポリエチレン管用I型コネクタ
⑦呼び径1/2ポリエチレン管用T型コネクタ
⑧呼び径1/2ポリエチレン管用L型コネクタ
⑨呼び径1/2管用固定ペグ
⑩呼び径1/2管への同1/4管接続用プラグ
⑪呼び径1/4管用終端/1/2管不要穴止水栓
⑫呼び径1/2管への同1/4接続用穴明け器具
⑬呼び径1/2管用8の字型終端止水器
⑭呼び径1/4管用固定ペグ

となる。〔なお、丸付き数字直後の()内は数量〕

【追記】

入手できるなら、今度は、これ
Drip & Micro Sprinklers Watering Kit -Drip Irrigation - DIG Corporation
がほしいところであるが、アメリカでのAmazonでさえ、現在N/A。

■先に触れたが…

キットの中の、⑤の呼び径4分1インチの潅水パイプはスグレモノだった。

 9インチ(約22センチ間隔)で水の出る穴が開けられている。

 この10数年の間に開発された製品のようで、1998年版のマニュアル

Digcat1998s

のパーツリスト*には載っておらず、このころの同種のパーツは、SH50という同径のパイプにレーザーで細かい穴を12インチ(約30センチ)間隔であけたもので、我が家でも一部使ってはいるが潅水量にやや不足感がある。

Dsc03605s

*SH50がその進化版に変わったのと、潅水タイマのヴァリエーションが増えたほかは、20年以上後である現在のパーツリストとで、ほとんど変化がない。
  DIG_Drip-Irrigation-Guide_web.pdf
 のpp.24-26

 そのため、敷地の道路際の右手の「山」と呼んでいる場所には、普通の呼び径4分の1インチのパイプに、円盤型の潅水ノズルを50センチ間隔で取り付けたものを地面に這わせたのだが、「1/4管」の劣化も手伝って結構ノズルが外れやすく、その漏水場所を探し出してノズルを付けなおすというメンテがしょっちゅう必要なのが悩みだったのだが、この新兵器を使えば、ほとんどメンテナンスフリーになるだろう。

【追記】

・今回購入のキットの標準的な使い方のヴィデオがあった。

  https://www.youtube.com/watch?v=rmRaMSQWEFY&t=9s

   とくに、コネクタに1/2管を接続するには、一種の「コツ」が必要なので、それを知るために有益

・YouTube で、点滴潅水の初歩的だが親切な紹介ビデオをみていたら、魅力的なカタログ雑誌が紹介されていた。
 その誌名で検索をかけたら、情報の宝庫にゆきあたった。

  https://www.dripworks.com/

  

【追々記】

続編はこれ
庭の潅水装置のメンテナンス その2:幹線の復旧
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/2020/11/post-35b96a.html

 

 

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