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2020/11/22

庭の潅水装置のメンテナンス その2:幹線の復旧

■我が家の…

既存の潅水系統を略図で示すと

Photo_20201122180501

のような状態だった。
 青線が「呼び径1/2インチ管」〔以下「1/2管」という〕による「幹線」を示しており、その先の、同じく「呼び径1/4インチ管」〔以下「1/4管」という〕による分水部分は省略してある(そもそも、細かい経路はいちいち覚えていない)。

■今回の…

契機となった最初のトラブルは、1年ほど前に生じた、図の①の場所。

 とはいえ、その原因は、ほぼはっきりしていて、落ち葉に埋まっていた管を、金属製の熊手で傷つけてしまったと推定できた。

 その補修、いくつかの試行錯誤の末、熊手で生じた穴の周囲に、テフロン製の白いテープで巻き付け、さらにその外側から確かダイソーで売っていた融着型の黒いテープを巻き付けることで解決した(屋外の、しかも潅水用の配管なので、多少の漏水が残っていても、その先の水圧が極端に下がらない限りは実用上問題ないせいでもある)。

■しかし…

このときばかりは深刻さに困ったのは、②の場所の配管の破裂であった。

 この場所は、①のような庭の通路にあるわけではなく、玄関脇の基礎に沿って設置されているので、①のような人為的な原因は考えにくく、潅水ルート中一番水圧の高い部分なので、ポリエチレン製の「1/2管」の経年劣化による破裂と考えざるを得なかったからである。

 当座の補修自体は、①と同じ方法でできたのであるが、原因が経年劣化となると、これから後も同様のトラブルが、そこここに生じる可能性があるのは必定なので、とくに、スペアパーツとして不可欠の「1/2管」とその接続用コネクタの確保を急ぐ必要が生じてしまった。

 「その1:リペアパーツの入手」
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/2020/11/post-813ee9.html

のとおり、Amazonを通じて、主要なパーツは入手できたので、システムの現状確認と補修を徐々に始めたところ…

 図の右(北東)方向については、分水の配管にいろいろ問題は生じていたものの、ともかくも水は通っていたのだが、なんと左(南西)方向には全く通水していないことが発覚した。

■通水していなかったのは…

図の③の場所で、この場所に生えているムクノキ
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/ulmaceae/mukunoki/mukunoki.htm

の幹が成長して、その根元附近が脇のコンクリート製の塀との間にあった配管を徐々に押しつぶし、最後には完全に塞いでいたことがわかった。

 このムクノキは、家の改築にあたって、意識的に残したわけでも植えたわけでもなく、記憶している限りでは、ちょうど前の家の解体直前に実生の若木が生えてきたものなので、この木の性質上、やたらに生育してはいたものの、さして意識していなかったせいでもある。もっとも、いずれはこのブログに書こうと思うが、枝が邪魔になって、庭にカラスが来るのを防止するには有難い木ではあったのだが。

■まずは…

潅水装置なので、水が多少漏れるのは構わないのに対し、水が通らないのでは意味がないので、まず最初に対応を考えなければならないのは、③の部分である。

最初は、なんとか、ムクノキの幹と塀の間の管を引き出せないかとバールなどで試してみても無理だったので、結局、この閉塞している部分の両端をカットし

Dsc03622s

キットの中のL字型のコネクタ2つ*と、②の補修の際に生じた「1/2管」の無傷の部分を使って、バイパスを作って解決した。

Dsc03624s  

*ストレート型のコネクタが2つあっても対応できるが、キット中には1個しかないので、ここのように、その方が合理的な場合だけでなく、できる限りキット中に8個もあるL字型のコネクタの活用を考える必要がある。

■一方…

②の部分については、全水路中、一番水圧が高い場所なので、今後とも損傷の危険も一番高いので、経路の北東の隅の部分までを劣化の心配のないキット中の新しいポリエチレン管にリプレースする一方、①と②の間の無傷の部分を、南側のT字分岐の場所までずらし、両者をキット中のL字型コネクタで接続して使うことにした(下図黄線)。

 とはいえ、①の部分は、もともと庭の中の通路を横断している場所であるし、他の配管のように庭の隅や端にあるわけではないので、前回の熊手での庭掃除のように人為的な損傷の可能性も大きいので、当初は多少見苦しいが*、たまたま物干し竿を切断した残りのアルミ管の手持ちがあったのでプロテクタとして配管を中に通した。

*もっとも、これまでのこの種の経験上、いずれは汚れたり土や落ち葉に埋まって目立たなくなるのは必定。

Dsc03626s

 なお、④は、「逆流防止弁」

Dsc03772s

で、水道管の水圧が下がったときに、水が灌漑システムから水道管に逆流するのを防ぐ装置だが、長年の間に、土が中に入って動作にやや支障が生じていた。

 日本の水道システムでは、通常は不要といってもよいが、それでも、震災などで上水道が止まったときには、庭の水が潅水システムを通じて上水道に流れ込んでしまうことがあり得ないともいえないので、スペアを、地面から十分な高さの位置にある、タイマのすぐ下にセットしなおした。

■これらの…

作業完了後、通水し、数か所で生じていた管路の破損をメンテしたところ、どうやら、少なくとも、1/2管による幹線については復旧した模様である。

Photo_20201124104701

 ただ、これまで閉塞していた北西の幹線については、末端部分に届く水の量は、従前の状態にまでは回復していない。

 その原因については、途中に目立たない漏水がある場合と、送水管に詰まりが生じている場合の2つの可能性があるので、「冬枯れ」の時期に、改修*の準備をかねた点検が必要だろう。

*キット中の幹線用の管は50フィートあるが、今回はそのうち6フィートしか使っていないので、まだ44フィート〔約13メートル〕残っている。
 全般的に20年前の部材が主体の潅水システムなので、今後とも今回の③ようなバイパス修理が必要となる可能性はあるので、数メートルは補修用パーツとして残すとしても、10メートル近くは改修・増設に使えることになる。

【追記】20/11/23
今日、タイマを連続通水モードにして、強い水音のする場所を中心に点検してみた。
数か所で、分水用の配管が外れているのが見つかり、接続しなおしたところ、かなり、最下流までの通水が回復してきた。

 

【追記】

庭の潅水装置のメンテナンス その3:幹線の延長計画
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/2020/11/post-795937.html

に続く

 

 

 

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