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2020/11/24

庭の潅水装置のメンテナンス その3:幹線の延長計画

今年も

ようやく、裏庭のハゼノキの葉が見事に紅葉しはじめ、冬枯れに向かいつつあるらしい(とはいえ、イロハモミジはまだまだ黄緑色の葉を保っている)。

 先に書いた
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/2020/11/post-35b96a.html 
ように、潅水装置の幹線部分はなんとか修復できたらしく、これからは、
・新規に入手した幹線用の「呼び径1/2インチ管」(以下「1/2管」)の延長
・これまでの(一部にはまだ漏水があるらしい)「呼び径1/4インチ管」(以下「1/4管」)の改修
ということになる。

■しかし…

潅水装置を再設置した10数年前の家の建て替え直後とは、改めて観察してみると、庭の植生自体がかなり変化している。

 とくに気付くのが「木本」つまりは「植木」で、当時は、元々敷地内にあった、武蔵野の「潜在自然植生」のシラカシスダジイ、そして本来はタブノキだがその近縁のクスノキはともかく、そのほかは、建替え中疎開させていたのを植え戻した(ツツジ、ユキヤナギユスラウメなど)ものや、実生を生育させたり(イロハモミジオニグルミ?ヒメコウゾなど)新たに買ったりした果樹(ウメカキノキザクロヤママモ)の若木がほとんどだったので、植栽直後には、ある程度までの潅水は不可欠だった(それでも、ムラサキシキブシモツケなどの灌木系はほぼ全滅)。

 だが、今では、根も張ったらしいし(ヤマモモ以外は実も付いている、またイロハモミジも実こそつけていないが、木肌が幼木のウリ肌を脱して樹木らしい色味になっている)、おそらく1年ほど前から生じていた潅水幹線の詰まりの影響を、その経路上にあったウメ(小)、カキノキ、ザクロなどがさほど受けている様子もない。

 つまり、これらの木本については、すでに人工的な潅水はとくには不要で、いわゆる天水だけでもう維持できそうなのである。

(なお、当初、4本設置していた、マイクロスプリンクラ
Microsprin
も、今では1本を残すだけになっている)

■ということは…

これまで、これらの木本の根元には、幹線の「1/2管」に専用工具で穴を開け、そこに分水用の「1/4管」をコネクタでつないで、その先にドリッパー(後掲Ⅰ~Ⅳ)と呼ばれる部品を付けて潅水していたのだが、それが大幅に不要になってきたことになる。

 (もっとも、最近の、いわば法則性のない気候を考えると、19年前のように地割れができるような旱天がまた来ないとはかぎらないのだから、これらの分水を完全に取り払うのには不安が残るので、何か所かは、流量をゼロに調整できるドリッパー(後記Ⅲ・Ⅳ)に交換しておいて、普段はゼロ近くにセットしておくのがよさそうである。)

 一方、分水を外すとしても、その部分の「1/4管」を単純に外しただけでは「1/2管」に大きな穴が残って、そこから噴水のように漏水してしまう。

 この穴は、グーフ〔失敗〕プラグと呼ばれる栓を使って塞ぐのだが、実は、バカバカしい話だが、そういった単純な部品を手に入れるのが、わが国では、「1/2管」やその接続用部品の次に難しい(要するに、売っている方が、実は、実際の潅水システムのニーズについて何の理解もないためと思われるが、そんな中でもまれに「意識高い系」の業者さんはいるもので、5年ほど前に10個ほどだったか無理を言って譲っていただいた〔後掲写真の「A」。もし国内で手軽に入手できるなら、今でも「もっと欲しい」*のだが、この種の「分水」の敷き替えというのは、幹線と違って結構頻繁に起こるので、すでに2個しか残っていなかったし、別タイプのものを含めても4個しかないのでは、安心して改修を始めようがなかった)。

*【追記】ありました
 https://www.monotaro.com/g/00440508/
  https://www.monotaro.com/g/00999914/

■幸い…

今回入手のDIG社のキット中にも、後掲の写真のBのタイプのグーフ・プラグが10個あるし、さらにアマゾンで探してみると、なんと40個も含まれている潅水キットが見つかった。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07RBS5CP4/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&language=ja_JP&psc=1

 こちらのキットは、最終的にどのような潅水システムを構築することを想定しているのか、よくわからない面もあるのだが、個人的にはそれはどうでもよくて、個々的には使えそうなパーツの「山」。加えて「1/4管」(ただし外径はやや太そうで、主に使っている工業用のコネクタは使えないかもしれないが、最悪でも、屋上のメンテナンスがしやすい場所には活用できそう)が25mも含まれているので、さっそく発注してしまった。

【追記】2020/11/26

今日帰宅すると、宅配ボックスに届いていた。

もともとの購入目的から、さほど「本気出して」チェックしたわけではないのだが、これだけで完結した潅水システムを作ろうとすると、全く不可能ではないだろうし、実現できれば極めてローコストで可能というメリットがあるのだが、作業前に採寸するなどして、きちんと配管計画を作るなど、結構、智慧才覚が必要そうで、なかなか大変だろうなというのが素直な感想である。

しかし、こちらにとっては、このセットだけで何かをしようというわけでなく、「ただのパーツ集」なので、これはもう「宝の山」。

たとえば、

  • 2タイプあるうちのCタイプの、20個のグーフ・プラグ(商品説明では「エンドクロジャー」)が、商品写真と形が違うが、かえって、1/2管に開いた不要な穴を塞ぐという、当方の使用目的には、Aタイプの次に適合していた

Photo_20201128200201
A は従前「意識高い系」の業者さんに頒けていただいたもの
Bは正確には覚えていないが、最初にいただいたDIGのパーツ中のもの
Cは今回のキットに含まれていたものの内の1タイプ
Dは今回のキットに含まれていたものの内のもう1タイプ

Aが、半恒久的に穴を塞ぐのにはベスト。
今回のキット中のCも、Aと同様に1/2管にセットしたときにプラグの頭が管からさほど飛び出さないのが有難い。
Dは、特に解説はないのだが、1/4管の先端を塞ぐ用途には使い勝手がよさそうである【追記】手前側の突起を「管差し込む」方法のほかに、奥側のパイプ状の凹みに「管差し込む」方法でも止水できる模様(下記 *【参考】参照。ただし、やってみるとわかるが、1/4管の先端には潅水ノズルを付けることが多いので、使用頻度は低い)。

一方、Bタイプは、工具がなくても、手で簡単に外すことができるので「とりあえず」塞いでおくには最適。

  • 20個の「ダブルバーブ・カップリング」が、商品説明の写真では呼び径1/4インチの給水管同士をつなぐための部品のようだが、呼び径1/2インチの幹線用給水管に1/4の給水管に接続するのに適した形で〔DIGのキットでも、そのためのパーツとして同梱されている 〕、当方でこれまで不足していたパーツだった
  • 20個ある、潅水量を調整可能なドリッパーの先端が赤い〔後掲写真中のⅣ〕ので、前述のような渇水期対策のために普段は締めておくドリッパーとしては、イザというときに草むらの中でも見つけ易いので便利そう
  • 25mある、呼び径1/4管が、ノギスで測ってみると外径6ミリほどなので、信頼性の高い工業用のコネクタ(後述)が使用可能

というわけで、この60個のパーツ+25メートルの1/4インチ管≒2200円という「収支」だけでも「モトは取れた」感がある。

いずれ、次のステップで、どう使えたのかをご披露する予定である。

*【参考】

D型のグーフ・プラグの2種類の使い方

Goof
左が「管差し込む」接続法、右が「管差し込む」接続法 
(接続部がわかりやすいように、屋上での液体肥料供給用に使っている、ライトブルーの「1/4管」を使った)

加えて、一般的なホース・コネクタに「1/4管」を接続するアダプタ(商品説明では「1/4チューブクイックコネクタ」)にも、2つの使い方がある。

Photo_20201201225201

左が「管差し込む」接続法、右が「管差し込む」接続法(左の場合は、接続部に〔キットに付属の〕白いテフロンテープを巻き付け、右の場合は接続部をビニールのタイバンドで締めた方がよさそうである。)

■これで…

作業中にパーツ不足になって慌てる心配はほぼなくなったので、安心して、我が家の潅水システムの増設・改修を始めることができることになった。

 まず、幹線については、下図の①と②の水色の線の2か所の延長が考えられるのだが、両方やると、今回入手の「1/2管」を使い切ってしまうことになる。

Photo_20201215013301  

 ところで、この①と②の優先順位としては、潅水量にかねがね不足を感じていたのは、図の左上の黄塗の部分なので(赤線の2系統は接続していたものの、やはりどちらも水源から遠く、また給水管が「1/4管」で細い)、やはり①の系統なのだろう。
(しかも、この部分は「幹線」がないうえ、鉢植えの植物が多いため、「1/4管」が錯綜気味になってしまっているので、メンテの手間もかかる。)

 一方、②の系統は、武蔵野の人工植生の主要木中の主要木であるクヌギ(仕事で行った旧武蔵野の某所で拾ったドングリからの実生)などの落葉樹勝ちのエリアなので、潅水は不要不急といえば不要不急。「後回し」にして地表の草本の様子を見て判断するなり、とりあえず敷設するにしても、将来スペア・パーツとして転用できるように、できるだけ、分水用の穴あけを少なくするといった工夫する必要があるかもしれない。

 (普通に考えると、潅水が必要なのは、むしろルートとしては②のさらに先、図の右端の、ポール・スミザーさんの著書「日陰でよかった」〔宝島社/2008年・刊〕に感化されて、庭中のシダを集めたエリアなのかもしれないのだが、文字通り「日陰」なので地表からの蒸散量が少ないせいか、「1/4管」1本による潅水で、とくに不足を来たしている様子はない。)

【追記】2020/11/28

 今日、もうすぐ12月とはとても思えない気温なので、上図の赤線(鉄道に喩えれば、1/2管の部分が幹線ならば、亜幹線にあたる配管)の部分をチェックしてみた(通水しながらでないとチェックができないため、補修中に往々にしてずぶ濡れになったりするので、厳寒期にはとてもする気にならない)。

 結局、上図の黄塗のエリアの潅水量が不足した原因の一つが

・幹線と同様に、こちらでも、1/4管が、④のあたりで、シラカシの幹と塀の間で押しつぶされていた

ことにあることがわかった(結局、ここしばらくは、時計回りルートでも、反時計周りルートでも、どちらも水路が閉塞していて、黄色のエリアに水が届かない状態だったわけである)。

 ここでも、バイパスを作るために配管を切ってみると、いわば時計回りのルートはもちろん、距離が長くて細い反時計周りのルートでも、かなりの圧力で水が来ている。

 しかし、そこからそれほどの距離もない場所の潅水ノズルに、ほとんど水がでていないものがかなりあるのに、その隣接のノズルからは結構水が出るようになっていることも多い。

 こうなると、末端のノズルの方を疑うしかなく、調べてみると、はたして、ノズルが詰まっていた。

 それらの多くが、使い始めてから10年以上経っているので、いくら水道水を使っているといっても、ある程度止むを得ないともいえるのだが、そうはいっても、同じ点滴潅水用ノズルでも、そのタイプによって顕著に傾向が別れている。

 今後の潅水システムの更新では、詰まりにくい傾向のものを選んで使う必要があることがわかった。

Photo_20201128200101

ⅠⅡは、点滴量が一定のタイプ
ⅢⅣは、点滴量が可変のタイプ
(他にもう1種類、量一定のタイプを使っているが、とあるパーツの必要のために入手した家庭用のキットに同梱のものなので、スペック不明だし、再入手できるかどうかも不明)

 20年前のカタログによると、1時間の点滴量が、Ⅰは2ガロン〔約9.6リットル〕、Ⅱは1ガロン〔3.8リットル〕とされているが、流量の違いのせいなのか、内部構造が違うためなのかは不明ながら、この10年余の間に生じた「詰まり」は、Ⅰの方がⅡより圧倒的に多い。

■なお…

手持ちの「1/4管」用のコネクタ類には、以下のようなものがある。

Dsc03653cmnt

 上段は、工業用のコネクタで、工場等で空気や液体を搬送するラインに使われる。

 下段は、潅水装置用のコネクタ。

熱帯魚等の水槽の酸素補給にも同様のものを使うようで、t型(俗に「チーズ」と呼ばれる)が枯渇したときに、代替として白色のものを入手したことがある(透明パイプに使うのならよいが、黒色のパイプに使うと「納まり」がひどく悪い)。

 潅水用の方は、安価だし*、目立たないというメリットはあるが、水圧で抜けてしまったり、接続部で管の方が風化等で割れてしまい、しばしば漏水の原因になる(なお、p型は、もともとは、「1/2」管に「1/4」管を接続するためのもののようで、単純に「1/4管」同士の接続のためにはs型を使うのが原則のようだが、互換できないわけではない)。

*20年前は、この種のパーツは、「淡水の確保に苦労している」イスラエル製が大半だったようだが、最近は、映画「黄色い大地」で見られるような水にシビアな地域のある、中国製が圧倒的に増えてきたようである。

 【追記】20/12/05

P型より、さらに魅力的なパーツが見つかった。
 https://www.monotaro.com/g/00999911/?displayId=4
こちらは、幹線用のパイプに開けた穴に、ねじ込んでセットするタイプのようで、セットしたり外すのに力がいらないうえ、p型より外れにくいかもしれない。
できれば、幹線から亜幹線への接続場所には、こちらを使ってみたい。

 工業用のほうは文字通り「業務用」だけあって、信頼性が高く、きちんと管をセットすれば、まず抜けるようなことはない。先端の白い部分を押し込めば管を抜くことも可能だが、その用途からみて、そう頻繁に抜きさしするものでないためか、この部分の耐久性は思っていたより低く、とくに屋外では紫外線の影響なのか風化で割れてしまい管が抜けなくなることもある(まぁ、業務用なので、定期的な点検・交換は不可欠なはずなので、それを前提にすれば、我が家の20年のストック品には問題が生じていないところからみても、特に屋内使用には、必要十分な耐久性は確保されているのだろう)。

 本当は、使い勝手の面では、T字型のものも欲しいのだが、製品の性格上、モノタロウでも結構高価なので*、ある程度の数が要るものだけに、ちょっと手が出ない。

   *たとえば、径6ミリ管対応で水にも使えて安価な物となると、この
    千代田通商のタッチコネクターファイブ ユニオンティ

https://www.monotaro.com/p/0212/2583/?t.q=%83R%83l%83N%83%5E%81%5B%20%83%60%83%85%81%5B%83u%20%83%8F%83%93%83%5E%83b%83%60

    あたりとなる

 手持ちの工業用のコネクタの中でも数が少なくなってきた、Y型のコネクタは、将来変更する可能性が低い亜幹線だけにほぼ使用し、その経路に潅水ノズルを設けるときは、まずY型で「1/4管」を分岐させておいて、その分岐線からt型等で分岐させた先にノズルを付けるように心がけている。

Dsc03676s_20201213102801  
一番上が「亜幹線」、下が、そこから分岐した「支線」

【追記】20/12/13

上記のL・Y・I型の工業用コネクタについて、風化が進んでいても、できるだけ再利用したい。

コネクタから管をとりはずそうとするときに、写真の白いカラーの部分に指の爪で局部的に力を加えて押し込もうとしたためにカラーが損傷してしまうことが多かったので、できるだけ、この部分に均等に力を加えて、カラーの部分を壊すことなく管を外すことによって、再利用を可能にするために、小ツールを作った。

Dsc03678scm

 といっても、手許にあった竹材の両端に径7ミリの穴をあけ(公称は6ミリ管だが、6ミリの穴には通らない)、片側(O部)に、横から管を入れるための欠き込みを作っただけの単純なものである。

 O部は、現場で管を切ることなく引き抜けそうな場合に使うためだが、コネクタのコストに較べれば管のそれは「ダダ同然」なので、現場では無理をせず、コネクタから5センチほど出たあたりで管をカットしておいて、C部を使って均等にカラーを押し込んで、パイプを手で引き抜く方法を原則と考えている。

 実際、現場で2本の指の爪でカラーを押し込もうとしても外れなかったパイプを、C型の穴を使って簡単に引き抜くことができた。

 

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2020/11/22

庭の潅水装置のメンテナンス その2:幹線の復旧

■我が家の…

既存の潅水系統を略図で示すと

Photo_20201122180501

のような状態だった。
 青線が「呼び径1/2インチ管」〔以下「1/2管」という〕による「幹線」を示しており、その先の、同じく「呼び径1/4インチ管」〔以下「1/4管」という〕による分水部分は省略してある(そもそも、細かい経路はいちいち覚えていない)。

■今回の…

契機となった最初のトラブルは、1年ほど前に生じた、図の①の場所。

 とはいえ、その原因は、ほぼはっきりしていて、落ち葉に埋まっていた管を、金属製の熊手で傷つけてしまったと推定できた。

 その補修、いくつかの試行錯誤の末、熊手で生じた穴の周囲に、テフロン製の白いテープで巻き付け、さらにその外側から確かダイソーで売っていた融着型の黒いテープを巻き付けることで解決した(屋外の、しかも潅水用の配管なので、多少の漏水が残っていても、その先の水圧が極端に下がらない限りは実用上問題ないせいでもある)。

■しかし…

このときばかりは深刻さに困ったのは、②の場所の配管の破裂であった。

 この場所は、①のような庭の通路にあるわけではなく、玄関脇の基礎に沿って設置されているので、①のような人為的な原因は考えにくく、潅水ルート中一番水圧の高い部分なので、ポリエチレン製の「1/2管」の経年劣化による破裂と考えざるを得なかったからである。

 当座の補修自体は、①と同じ方法でできたのであるが、原因が経年劣化となると、これから後も同様のトラブルが、そこここに生じる可能性があるのは必定なので、とくに、スペアパーツとして不可欠の「1/2管」とその接続用コネクタの確保を急ぐ必要が生じてしまった。

 「その1:リペアパーツの入手」
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/2020/11/post-813ee9.html

のとおり、Amazonを通じて、主要なパーツは入手できたので、システムの現状確認と補修を徐々に始めたところ…

 図の右(北東)方向については、分水の配管にいろいろ問題は生じていたものの、ともかくも水は通っていたのだが、なんと左(南西)方向には全く通水していないことが発覚した。

■通水していなかったのは…

図の③の場所で、この場所に生えているムクノキ
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/ulmaceae/mukunoki/mukunoki.htm

の幹が成長して、その根元附近が脇のコンクリート製の塀との間にあった配管を徐々に押しつぶし、最後には完全に塞いでいたことがわかった。

 このムクノキは、家の改築にあたって、意識的に残したわけでも植えたわけでもなく、記憶している限りでは、ちょうど前の家の解体直前に実生の若木が生えてきたものなので、この木の性質上、やたらに生育してはいたものの、さして意識していなかったせいでもある。もっとも、いずれはこのブログに書こうと思うが、枝が邪魔になって、庭にカラスが来るのを防止するには有難い木ではあったのだが。

■まずは…

潅水装置なので、水が多少漏れるのは構わないのに対し、水が通らないのでは意味がないので、まず最初に対応を考えなければならないのは、③の部分である。

最初は、なんとか、ムクノキの幹と塀の間の管を引き出せないかとバールなどで試してみても無理だったので、結局、この閉塞している部分の両端をカットし

Dsc03622s

キットの中のL字型のコネクタ2つ*と、②の補修の際に生じた「1/2管」の無傷の部分を使って、バイパスを作って解決した。

Dsc03624s  

*ストレート型のコネクタが2つあっても対応できるが、キット中には1個しかないので、ここのように、その方が合理的な場合だけでなく、できる限りキット中に8個もあるL字型のコネクタの活用を考える必要がある。

■一方…

②の部分については、全水路中、一番水圧が高い場所なので、今後とも損傷の危険も一番高いので、経路の北東の隅の部分までを劣化の心配のないキット中の新しいポリエチレン管にリプレースする一方、①と②の間の無傷の部分を、南側のT字分岐の場所までずらし、両者をキット中のL字型コネクタで接続して使うことにした(下図黄線)。

 とはいえ、①の部分は、もともと庭の中の通路を横断している場所であるし、他の配管のように庭の隅や端にあるわけではないので、前回の熊手での庭掃除のように人為的な損傷の可能性も大きいので、当初は多少見苦しいが*、たまたま物干し竿を切断した残りのアルミ管の手持ちがあったのでプロテクタとして配管を中に通した。

*もっとも、これまでのこの種の経験上、いずれは汚れたり土や落ち葉に埋まって目立たなくなるのは必定。

Dsc03626s

 なお、④は、「逆流防止弁」

Dsc03772s

で、水道管の水圧が下がったときに、水が灌漑システムから水道管に逆流するのを防ぐ装置だが、長年の間に、土が中に入って動作にやや支障が生じていた。

 日本の水道システムでは、通常は不要といってもよいが、それでも、震災などで上水道が止まったときには、庭の水が潅水システムを通じて上水道に流れ込んでしまうことがあり得ないともいえないので、スペアを、地面から十分な高さの位置にある、タイマのすぐ下にセットしなおした。

■これらの…

作業完了後、通水し、数か所で生じていた管路の破損をメンテしたところ、どうやら、少なくとも、1/2管による幹線については復旧した模様である。

Photo_20201124104701

 ただ、これまで閉塞していた北西の幹線については、末端部分に届く水の量は、従前の状態にまでは回復していない。

 その原因については、途中に目立たない漏水がある場合と、送水管に詰まりが生じている場合の2つの可能性があるので、「冬枯れ」の時期に、改修*の準備をかねた点検が必要だろう。

*キット中の幹線用の管は50フィートあるが、今回はそのうち6フィートしか使っていないので、まだ44フィート〔約13メートル〕残っている。
 全般的に20年前の部材が主体の潅水システムなので、今後とも今回の③ようなバイパス修理が必要となる可能性はあるので、数メートルは補修用パーツとして残すとしても、10メートル近くは改修・増設に使えることになる。

【追記】20/11/23
今日、タイマを連続通水モードにして、強い水音のする場所を中心に点検してみた。
数か所で、分水用の配管が外れているのが見つかり、接続しなおしたところ、かなり、最下流までの通水が回復してきた。

 

【追記】

庭の潅水装置のメンテナンス その3:幹線の延長計画
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/2020/11/post-795937.html

に続く

 

 

 

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2020/11/17

1964年東京オリンピックの「記念物」

■たまたま…

とある場所の写真を探して、デジカメ写真のライブラリを探していたら、2011年4月16日に撮影した、いわば「1964TOKYO」の記念物の写真が出てきた。

10年近く前に撮影したので、さすがにもう残っていないのではないかと思うが、確か「都06」系統のバスの「広尾病院前」(新橋方面)のバス停で、あまりの懐かしさのために窓から撮った「ゴミ箱」の写真である。

Dsc03925_s

この「ゴミ箱」、下側の、黒い金属製の支柱と、その上のかなり破損はしているが曲線を使った逆円錐台状のフレームがオリジナル。フレーム上のプラ桶は形も色もオリジナルではなくて、当初は、確か、フレームにきちんとはまり込む、「いわゆるポリバケツ色」だったか、くすんだ黄緑色だったかのポリエチレンのバケツがセットされていた。

1964年の先の東京オリンピックを前に、街中ゴミだらけの東京を、世界に恥ずかしくない街にしよう、というわけで、その2年ほど前だったからか、それこそ東京中にこの「チューリップライン」と名づけられたゴミ箱が立てられたのである。

■たしかに…

この「チューリップライン」の効果かどうかは別にして、あのオリンピックを境に、東京の街が一気にきれいになったことは確かで、その後1980年ころに香港や、1990年ころにブータンの首都ティンプーに行ったとき、ゴミだらけの道路を見て、かえって妙な懐かしさを感じたほどである(逆にいえば、こちらは1960年ころまでの東京の街を知っているわけなので、とてもとても、これらの街を嗤うことなどできなかった道理だし、かえって「これこそ都市なんだよね」という感慨しかなかった)。

■なお…

「ゴミ箱」の写真だけでは、あまりに「愛想無し」なので、我が家にのこる、もう1組の「1964TOKYO」の記念物の、10月24日の閉会式*の入場券とそのカバーの画像も載せておくことにする。

1964s_20201117222403

1964s_20201117222401

 

1964s_20201117222402

1964s

*閉会式の入場券といっても、その前の「オリンピック最終日の華」。あの、バロン・ニシとウラヌス號の、ロスアンゼルス・オリンピックでの活躍で有名な大賞典障害飛越馬術競技も観戦することができた(カバー裏「4」)。
 もっとも、正面スタンドかバックスタンドならばともかく、人馬一体の迫力を感じるにやや遠すぎたが。

【追記】

コメント欄に、マグノリアさまからご教示いただいた、プラ桶の萌黄色は、このような色

https://www.color-sample.com/colors/149/

 容器の素材のポリエチレンに直接着色していたはずなので、全くこれと同一の色を、最終製品に造り出すのは難しかたっと思いますが、それまでの「ポリ容器」と違った「上品な色」だったように記憶しています。
 そうでなければ、我々悪ガキ中学生の間でも「なんだあの下品な色は。みっともない」と悪評紛々だったはずですので。

 

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2020/11/08

庭の潅水装置のメンテナンス その1:リペアパーツの入手

■確か…

2001年の夏だったと記憶するが、我が家のお向かいにいたアメリカ人ご夫妻から、帰国する際の「お餞別」として、庭の潅水装置のキット一式

多分、これ

https://web.archive.org/web/20061015172130/http://www.digcorp.com/diy/product.htm

Description
Model G77 drip kit, G77AS drip kit with backflow preventer.

Kit contains:
50' 1/2" poly tube, 50' 1/4" micro tube, 1 3/4" adaptor , 1 hose coupling, 1 1/2" tee, 20 PC drippers 1 gph, 2 PC drippers 2 gph, 2 PC drippers 4 gph, 1 punch, 2 1/2" holder stake, 2 hose ends, 2 goof plugs, 1 1/4" ball valve, 2 1/4" tees, 2 1/4"barbs, 5 1/4" micro tube holder stakes, 1 instruction manual.

【追記】2021/03/02

DIG社の潅水システムについて、最近、というかつい2週間前に、総論的な解説が(残念ながら英語のみだが。まぁ「見ればわかる」)YouTubeにUpLoadされているいるのを見つけた。

DIG - Retail Product Knowledge Class 2021 - YouTube 【New Verjon に更新】

に加え、ご本人たちが借りていた家(というか、一種の社宅というか、準官舎というか)の庭

R041913c

に使った装置(逆流防止弁や水圧調整弁が2つあったので、多分、当家にいただいたキットと同クラスのものを3セット位使ったのだと思う)の残りのパーツをかなりの量いただいた。

■その夏は…

日照り続きで、庭の地面に乾燥のためにひび割れまで生じていた時季だったので、さっそく、我が家の建て替え前の庭に、パイプを引き回し、潅水する時間を設定できるタイマーもいただいたので、以後、庭の植物への水やり作業が不要になって、その便利さを痛感した。

■そのため…

これを手放すなどということはおよそ考えられないようになってしまったので、我が家の建て替えのときも、全部を一時撤収して、仮住まいの家の裏庭に保管し、建て替え後の家に持ち戻って、全く様子の変わった庭に敷設しなおした。

■家の…

建て替えにあたっては、当地、世田谷区の条例をクリアするために、できるだけ既存の樹木を残すようにしたし、施工者の、某著名設計会社出身の社長さんも「乗って」くれて、東日本の平野部の自然植生である、常緑広葉樹(照葉樹)のシラカシ、スダジイそして(本当はタブだが)クスノキも見事に残すことができた。

 とはいえ、その他の主としてカエデとかアンズといった落葉広葉樹は切らざるを得なかったし、建物の周囲の基礎工事のために掘削して埋め戻した部分は荒野状態。造園屋さんに預かってもらっていたツツジなどのほか、前々年あたりから実生を育てて鉢で保存しておいた樹木を地植えし、さらに何本か果樹を通販で買って植えたのだが、どれも幼木のため、とくに夏場の水やりは不可欠で、この潅水装置の存在は非常にたのもしかった。

■以来…

10数年、合計20年近く経ているので、さすがに劣化は避けられない。

 まず、交換が必要になったのは電子機器である潅水タイマ。

    Battery operated controller model 2007
  https://web.archive.org/web/20010625124930/http://www.digcorp.com/diy/inst.htm#anchor64210

 これは、日本製のタカギ製のもの

タカギ(takagi) 簡単水やりタイマー(センサー無) G225【2年間の安心保証】
に交換した。

 次に劣化したのが、いわゆる「呼び径」で2分の1インチの幹線用の本管から分岐させ、先端に点滴やスプレーで水を出すためのノズルに接続するための、枝線用の同じく「呼び径」4分の1インチのパイプ。これは塩ビ製なので、早期に硬化してしまったことによる割れによる水漏れが各所に生じた。
 さいわい、この規格のパイプには工業用の汎用品もあって、たまたま立ち寄った千葉県のホームセンターで、やや劣化しにくいらしいポリウレタン管を丸々リールごと投げ売りしていたので、

Dsc03658s

入手して、順次リプレースしているし、今ならモノタロウから通販で買える。

■問題は…

幹線用の本管に使われている「呼び径」2分の1インチのパイプである。

 これは、ポリエチレン製なので、比較的耐久性が高い方なのだろうが、さすがに20年近く使っているので、ここに来て2か所で破裂して水漏れを起こした。
 しかし、この幹線用のパイプがどうにも見つからない。
 もちろん農家などの灌漑用として市販されているものはあるのだが、本格的な業務用なので、現況と同じ、実寸外形0.7インチ(約17.8ミリ)という細いものが見つからない。
 さりとて、幹線を、本格的な農業用の外径20ミリクラスのものにリプレースしようと試算してみると、業務用の高強度・高耐久のものだけに、とりわけ複数の管を接続するコネクタが高価なため、結構なコストになってしまうし、何よりも、これまでよりも太いパイプやコネクタが庭を武骨に這いまわることになるので、できるだけ避けたかったのである。

■これまで…

園芸系や灌漑系のサイトを探しても、どうしても見つからず、仕方なく破裂した場所をテープで補修してなんとかしのいでいたのだが、たまたまAMAZONで、この潅水キットのメーカー名「DIG」をキーワードのいわばダメモトで検索を(かなり徹底的に)かけてみたところ、なんと、たった1出品者だけ、それも数あるDIG社の潅水キット中1種類だけ、入手可能なことがわかった。
Amazon.co.jp : Dig ML50 Raised Bed Drip Kit

■それが…

上記DIG社

https://www.digcorp.com/

製の

ML50 Raised Bed Drip Kit

https://www.digcorp.com/homeowner-drip-irrigation-products/ml50-raised-bed-drip-kit

なる

 50フィートの幹線用パイプと、同じく50フィートの分水用の潅水パイプ(これが、現物をみるとスグレモノだった)を主体とするキットで、値段も送料込みで約7500円と超お手頃(といっても、トータルで現地の価格の倍くらい(商品のコメント欄によれば、量販店では29ドルの由)。それでも、全般に「不当に高すぎる」我が国の園芸用品とは較べ物にならない位「お値ごろ」なのだから呆れる)。
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/2014/12/post-b3f2.html 参照)

 とにかく、これまで探しに探していた、幹線用の2分の1インチのパイプと、そのコネクタ類が一気に入手できるので、さっそく、発注した。

【追記:重要】

先ほど、再アクセスしてみたら、価格が、なんと¥28,740と、彼の地の量販店価格の10倍近い金額になっていた。

これでは、後述の「ガラパゴス規格」の16ミリ管をベースに潅水システムを組み上げた方が、ローコストであり
この価格での購入は、到底お奨めできない。

■先日…

Chicago,Illinoi(現地の方言で「チガゴ,エレノイ」)経由、DHL・佐川のリレーで発注から2週間ほどで、あっけなく届いた。

Dsc03600s

中身は…
Dsc03604s

上の写真右下のパーツ袋の中身と同梱のマニュアル
Dsc03607s

パッケージ裏面のパーツの詳細
Dsc03602s

「和訳」すると

①呼び径3/4 逆流防止弁
②呼び径3/4 水圧調整装置
③呼び径3/4→同1/2管接続アダプタ?
④全長約15m 呼び径1/2ポリエチレン管
⑤全長約15m 呼び径1/4管 9インチ間隔の散水穴付き
⑥呼び径1/2ポリエチレン管用I型コネクタ
⑦呼び径1/2ポリエチレン管用T型コネクタ
⑧呼び径1/2ポリエチレン管用L型コネクタ
⑨呼び径1/2管用固定ペグ
⑩呼び径1/2管への同1/4管接続用プラグ
⑪呼び径1/4管用終端/1/2管不要穴止水栓
⑫呼び径1/2管への同1/4接続用穴明け器具
⑬呼び径1/2管用8の字型終端止水器
⑭呼び径1/4管用固定ペグ

となる。〔なお、丸付き数字直後の()内は数量〕

【追記】

入手できるなら、今度は、これ
Drip & Micro Sprinklers Watering Kit -Drip Irrigation - DIG Corporation
がほしいところであるが、アメリカでのAmazonでさえ、現在N/A。

■先に触れたが…

キットの中の、⑤の呼び径4分1インチの潅水パイプはスグレモノだった。

 9インチ(約22センチ間隔)で水の出る穴が開けられている。

 この10数年の間に開発された製品のようで、1998年版のマニュアル

Digcat1998s

のパーツリスト*には載っておらず、このころの同種のパーツは、SH50という同径のパイプにレーザーで細かい穴を12インチ(約30センチ)間隔であけたもので、我が家でも一部使ってはいるが潅水量にやや不足感がある。

Dsc03605s

*SH50がその進化版に変わったのと、潅水タイマのヴァリエーションが増えたほかは、20年以上後である現在のパーツリストとで、ほとんど変化がない。
  DIG_Drip-Irrigation-Guide_web.pdf
 のpp.24-26

 そのため、敷地の道路際の右手の「山」と呼んでいる場所には、普通の呼び径4分の1インチのパイプに、円盤型の潅水ノズルを50センチ間隔で取り付けたものを地面に這わせたのだが、「1/4管」の劣化も手伝って結構ノズルが外れやすく、その漏水場所を探し出してノズルを付けなおすというメンテがしょっちゅう必要なのが悩みだったのだが、この新兵器を使えば、ほとんどメンテナンスフリーになるだろう。

【追記】

・今回購入のキットの標準的な使い方のヴィデオがあった。

  https://www.youtube.com/watch?v=rmRaMSQWEFY&t=9s

   とくに、コネクタに1/2管を接続するには、一種の「コツ」が必要なので、それを知るために有益

・YouTube で、点滴潅水の初歩的だが親切な紹介ビデオをみていたら、魅力的なカタログ雑誌が紹介されていた。
 その誌名で検索をかけたら、情報の宝庫にゆきあたった。

  https://www.dripworks.com/

  

【追々記】

続編はこれ
庭の潅水装置のメンテナンス その2:幹線の復旧
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/2020/11/post-35b96a.html

 

 

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