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2019/11/26

ミニSR/プチSR その1の2

■最小限の…

プチSRシステムの目途がついた話の続編

■一昨日…

近所に行ったついでに、ハードオフ下北沢店の3階のジャンク・コーナーに立ち寄って、毎度のことながら何が使えそうなケーブルが無いか物色していたところ、ケーブル類の箱の中に、黒地に白文字で

MIX-41C

と書かれた小さな「箱」を見つけた。

■表面に…

結構詳細にスペックが書かれていたが、まず
「Active Mixer」
とあって、確かに、電源用プラグがついている。

また、
・表面のイラストからみて
  4つの入力を1つにまとめるミキサー
・接続端子がフォーン・プラグなので
  少なくともSR系ではなくておそらく楽器系
と思われた。

何よりも魅力的だったのは、
4系統の入力についてぞれぞれヴォリューム・コントロールができるのは当然として
・ミキシング後の出力をコントロールできるマスター・ヴォリューム*が付いている
ところにあった。

*安価なマイク・ミキサーには、これが無いものが多い。

■この時点では…

わざわざアクティブ・タイプにしていることから、増幅機能を持ったマイク・ミキサーと、このときは思いこんでいたこともあり(ライン・レベルなら増幅機能のない、パッシブ・タイプでも「何とかなる」ので)、

  • 買ったばかりのAT-MA2と機能的に一部重複するものの、これはこれで、使い途はありそう
  • ジャンクといっても、サイズから見て、それほど複雑な回路が入っているとは思えず、仮に音が出なくても自力で直せるかもしれない

  • それが出来なくても、ケースはいろいろ使いまわし出来るので、¥1000+税が丸々無駄にはならない

ということで、買ってしまった。

■持ち帰って…

早速、ACアダプタをつなぎ、出力をモノ-ステレオ変換アダプタ経由でAT-SPB50に接続。
Input端子に「壊れても構わない」クラスのダイナミック・マイクを接続したが…
各ヴォリュームを最大にしておいて、どのInput に接続しても、全く音が出ない。

と、いうわけで、対応を考えるため、まずはネット上で回路図を探したことろ、ここ
https://elektrotanya.com/nobels_mix41c_sch.pdf/download.html
で発見。

その回路図を眺めているうちに、当初の「見立て違い」に気が付いた。

昔の定番ともいえる音響用ICである4558による反転増幅器を、これまた定番用途のミキシング回路(加算回路)に使っているのだが(ここには6dBのゲインがあるようである)、問題は、その前段にあたる入力信号の処理部分。

FET1段、トランジスタ1段の回路の、1段目はドレイン・フォロア、2段目はエミッタ・フォロア、つまり、どちらもヴォルテージ・フォロアなので、この部分には電圧増幅機能なし、つまり、単なるバッファ。

これでは、マイクの信号をAT-SPB50に必要なライン・レベルに増幅できるわけがない。

加えて、筺体に書かれたスペックをよくみると
Max. Input level +6dBm
Max. Outout level +6dBm

と、いうことは、どう見てもマイク・ミキサーではなくて、ライン・レベルの信号のためのミキサー*だったのだ。

*みつけたマニュアルによると、どうやら、複数のエフェクタに送り込んだ楽器の出力を混合したり使い分けたりするために作られたミキサーらしい

https://nobels.de/wp-content/uploads/2017/10/mix-41c_bedienungsanleitung.pdf

ヴォリュームのつまみが、大型の半固定抵抗程度のサイズなのは、スペースの都合もあるが、このミキサーのそのような用途からみて、SR用やレコーディング用と違って、一度セットした後はそれほど操作することがないからだろう

■加えて…

筐体の電源入力プラグの表示をみると、相当旧い設計の機材らしく、現在の標準のセンター・プラスでなくてアウター・プラス!

これじゃどう頑張っても音なんか出るわけない。

さっそく、その+-の極性を反転するアダプタを手持ち部品で作って、再度実験*

今度は、全てフル・ヴォリュームの状態で、AT-SPB50からマイクの先端のネットを爪で引っ掻く音が辛うじて聞こえてきた。

*心配は、電源の逆接続によって内部の回路が壊れていないかということだったが、杞憂だった。
 回路図を見ると、電源入力プラグの直後に、ダイオードが入っていて、その種の事故を防いでいるようだ。
 さすが、ドイツのメーカー、というより当り前か。

■結局…

このMIX-41C、当初の想定より、はるかに使い途がありそうなことがわかった。

これに、AT-MA2の出力と、PCの音声出力や、手持ちのTASCAM DR-100Mk2 などのデジタル・レコーダの出力をつなげば、たとえば、スピーチのバックグラウンドに音楽を載せることもできるようになる。

一方、マイクの方も、2本のモノラルマイクの出力を1個のステレオ・ジャックに集約してAT-MA2に入れ、そのLRの出力を、MIX-41Cの2つの入力に入れれば、2本のマイクの音量を独立してコントロールできることになる*

  Sr

 

*おそらく、この辺りが「実用上の限界」で、それ以上のややこしいミキシングが必要なら(まず、めったに無いだろうが)、AC駆動ではあるが、SONYの業務用ミキサー MU-X051(これも、近所のフリマで1000円で調達。ラックマウント用の「耳」の方が高コストになってしまった)を持ち出せば済む

しかも、オール電池駆動で。

1000+100円の幸せ。

【追記】

会場にカラオケ装置があるのなら、そのマイク入力かAUX入力に、MIX-41C  の出力を接続可能なので、かなり、持ち込む資材をコンパクトにできることになる。もちろんマイク1本でも済む催しなら、カラオケ装置をそのまま使えばよいので、あれこれ悩む必要もなく「身一つ」でゆけばよいのだが、できれば、司会者用と発言者用の2本はほしいところである。

 

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