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2015/09/01

SONYα7Rでオールドレンズ:キヤノン35/2.0 ライカスクリューマウント

別名…

「プアマンズ8枚玉」ともいうそうで、発売はライカのズミクロン35の初代「8枚玉」(1958-1969)の後、その後継の「6枚玉」(1969-1979)よりも前の1962年発売。

http://web.canon.jp/Camera-muse/lens/s/data/19-35/s_35_2v1.html

 当時の状況からすれば、当然、ライカ8枚玉を意識し、ライカ6枚玉で意識したレンズなのでしょうし、キヤノンは、その時点で同クラスといえるf=1.8のレンズを発売済だったのを、あえて1/3絞り暗いレンズを発売したことからみて、これがかなりの自信作だったのだと思われます。

*我がネット上の師匠、nagy センセの、この
 http://geofoto.web.fc2.com/x100.html
 ページの「2017.3.25」の項を見れば一目瞭然。

 スクリューマウントのキヤノンPで使える35ミリレンズが欲しくて、雑誌やネットで探しているうち、夕方近くの光の中で撮ったらしい作例に惚れ込んで入手したレンズです。

 狙いにたがわず、夕方以降の「ホワン」として光をうまく捉えてくれる、いわば「アフター5レンズ」で、かつての沖縄行きでも、35ミリレンズは、日中はズマロン、夕方以降はこれで、薄暮

R1040_31

や、こういう

R1024_22s

R1024_25s
以上、コザ

光を捉えるのは、このレンズの独壇場でした。

今回…

あらためて、α7Rでテストしてみたのですが、最初につまずいたのが、フィルタによるケラレ。

 フィルムカメラのときは、純正のフードを付けたとき、通常のフィルタをつけるとケラレるので、昔のキヤノンの薄型フィルタを付けていて、これで特に問題なかったのですが、そのまま7Rに付けると、明らかに4隅がケラレます。

 なんとかしようにも、これ以上薄いフィルタというのも考えにくく、結局、フードの方に、昔オークションで入手したままになっていたライツのシリーズ6フィルタを組み込んで、なんとか解決できました(写真は後日、別稿で)。

これでようやく…

テスト開始で…ご近所の集合住宅(昔一時キムタクが住んでいて、よく近所の公園を散歩していた由)の壁を、
シャッター速度 1/500
に固定し、絞りを
開放(2.0)~8.0に1ステップずつ変えながら
撮影(つまり、AUTOに設定したISO感度で露光調整)しました。     

f=2.0

Dsc04602_20s
全体(縮小)

Dsc04602_20c
中心
やや柔らかいが、年代を考えれば十分シャープ


Dsc04602_20l
左下

Dsc04602_20r
右上

さすがに周辺では一気にホワホワ。といっても隅部だけで、左右の長辺端はそれなりの解像度を保っていますし、隅部については、ズミクロンだって、こう

http://www.kenrockwell.com/leica/comparisons/35mm-summicron/sharpness.htm

なのですから、これは立派なものといえます。

f=4.0

Dsc04604_4s0
全体(縮小)

Dsc04604_40c
中心

Dsc04604_40l
左下

Dsc04604_40r
右上

ピクセル等倍でみると、まだ隅部は苦しいのですが、Web用に縮小したり、プリント(縦横比の関係で必然的に左右はカットされる)するには十分(つまり、ズマロンサンハンと違って、端に行ってストンと解像度が落ちるようです)。

f=8.0

Dsc04606_80s
全体(縮小)

Dsc04606_80c
中心

Dsc04606_80l
左下

Dsc04606_80r
右上

ここまで絞るとそれなりに隅部の解像度は上がるが、劇的に変わるわけではない。

昔のレンズなので…

絞り込むと、コントラストも上がるので(絞りによって変化しないのは、キヤノンレンズだとFD85ミリ以降だったらしい)、画面全体のバランスとしては、個人的には、f=5.6あたり

Dsc04605_56s

が「頃合い」に思えます(当時の常識では「開放から2絞り絞ったときが、通常はベスト」と言われていたと思います)。

しかし…

ここまで絞れるなら、ズマロンサンハンを使うだろうし、コントラスト重視なら迷うことなくズミクロン35asphを使うわけで、やはり、これは「アフター5レンズ」として使うのが一番穏当なのでしょう。

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