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2015/05/17

「ヤマグワ」の素性調査【現地調査篇】

■春になって…

我が家のクワも、開花した

Yamaguwa
2015年4月24日
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/2015/02/2015-814d.html
 参照

ので

「ヤマグワ」の素性調査
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/2015/01/5-f8ae.html

で懸案だった、ご近所のヤマグワ調査に、午後からでかけました。

まずは「候補地その1」の…

日本民藝館玄関右脇。

見事に、前回の切り株状態から、枝を伸ばし、葉を展開していた

Dsc03922s

のですが

Dsc03924s

「どこがどう違うんだ」と言われても、説明はできないのですが、どうも、我が家のヤマグワとは、どうにも「雰囲気」が違う。

 さりとて、積極的に否定できる根拠もみつからないので、とりあえず「経過観察」としておきます。

【余禄】

日本民藝館正門の開き戸のためのレール

Dsc03925s
御影石を丹念にレールに合わせて削り
その隙間にレールを嵌めこんでいます

こういうところ、本当に手間隙、したがって「お金」がかかっています。

【追記】

9月27日に再び現地に行ってみると…

Dsc04733s

見事に「消えて」おりました。

で、「候補地その2」の…

目黒区立「駒場公園」

Dsc03927s

に移動。

 前篇の図面のように、現在の京王井の頭線開通前は、ここにある、東京都23区内最後の水田といわれる

Dsc03970s

ケルネル田圃

Dsc03975s_2
手前が田圃
画面中央から左のコンクリート構造物が、かつての駒場駅
(さらのその前は、西駒場駅)の下り線ホームの擁壁


と、その水源の池

Dsc03929s
自然の湧水もまだあるようだが、井の頭線の線路の下を通るヒューム管で
東大先端研/生産研から雨水の一部の供給を受けている


【追記】
2016年4月2日、北澤川文化遺産保存の会の、お花見どき恒例の「下北沢
文士町文化地図
」の配布の折、当地の古老の奥様から伺ったお話では、
かつて、東大航空研究所時代に、そこから流れ出ている小川がこの池に
つなが
っていて、井の頭線に、その小川を渡る小さな鉄橋があったそうで
す。

の北の端まで、一時期はクワの畑だったので、その後も余り手の入らない田圃と池の南北の斜面あたりには、クワが残っている可能性があったのです。

正門を入って…

田圃の南の遊歩道に回りこんで、ほどなく見つかったのが、この

Dsc03967s

木。

 頂上を見ると、我が家の木と同じような、掌状の葉があります。

Dsc03958s

 これクワじゃないかと、隣の枝を見ると

Dsc03961s

見事に実がついています。

Dsc03961t

若干貧弱ですが(我が家のや、吹上御苑のと較べると、ここの木の最大の違いは、周囲全部を他の高い木が覆っているところにあり、おそらく日照不足)、どうみてもクワの実。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/moraceae/kuwa/yamaguwa.htm

 実が付くくということは、ヤマグワは雌雄別個体なので、当然ながらこの木は雌木ということになりますが、それ以上に受粉可能な雄木が比較的近くにあることも示しています。

「野」の付かない方の…

目黒区立「駒場公園」(=旧前田侯爵邸)は未調査ですが、「駒場公園」から我が家までなら、鳥が食べたクワの実を消化して、タネを落としたとしてもおかしくない距離。

 いずれにせよ、我が家のヤマグワの起源は、駒場農学校にあると考えても大間違いはなさそうです。

【追記】

2017年「ヤマグワ」が実をつけた。

しかし、実が黒くなくて赤い?

Himekouzo


結局

ヒメコウゾ

らしいことが判明した。

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