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2014/05/18

「3軒からはじまるガーデニング」第2年度始動

Ss_5
2014年5月2日

世田谷トラストまちづくり「3軒からはじまるガーデニング」の第2年度*が、アドバイザーの泉健司先生の新年度第1回目のご来訪

Esqizumi2

によって、本格的に始動しました。

第1年度の経過は、こちら と こちら

 今年の、当「三田用水第二分水会」は、昨年の6軒に加えて、6軒が新たに参加することになり、総勢12軒の大所帯となります。新規参加のお家のためのアドバイスの日は5月16日なのですが、その日に都合の付かない2軒が前倒しでこの日に繰り上げとなりましたので、世話人の金ちゃんこと家内は「大わらわ」

Esqizumi0

とはいえ、「ほとんど、まだ冬」の八方尾根から「ほとんど、ほぼ夏」の東京に駆け下りてきた直後の汗だく状態の泉先生は、8軒を相手にもっと大変。

幸いなことに…

泉先生の手法は、その著者「小さなビオトープガーデン」やホームページを読むとわかるように、「それぞれに好きな植物を植えて、地域をトータルするとさまざまな鳥や虫たちに優しい環境が作れればよい」という、いわば、「各家が、同じものより違うもの」「統一感よりトータル感」というものです。

 日照条件やメンテの程度は違いますが、従来からそれなりの植栽が行われているお家も多いうえ、庭や植物についての嗜好がそれぞれに違う6軒、いまや12軒の今後の植栽や造園を進めてゆく上では、最適のアドバイザを得たということができます。

やや汗が引いた…

泉先生は、さっそく、一番西端のT家から順次各戸を回るアドバイスの開始です。

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前庭が広いI家では、同家に限らず、今後のメンテに有益な

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植物の誘引方法に加え、「頂芽優勢」という理論に基づいた剪定方法を丁寧に解説されていました。

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「ご挨拶」に出てきた、I家の、人を怖れないカナヘビ君

とくに、今年度新規参加の…

門廻りをさらにバラで満たしたいというH家

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道路に面した垣根周りや脇の玄関廻りを水生植物を中心に満たしたいという、新築したばかりのAJ家

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には、とくに丁寧できめ細かいアドバイスがありました。

合間には…

普段意識することもないのですが、目立たない「地場」かつ「旧来」からの「お宝植物」の指摘も…

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U家前でムラサキケマンの生態を解説中の泉先生

ところで、我が家では…

通称「原っぱ」周辺は、初年度で、ほぼやりたいことは、というよりやりたかったこと以上のことを、やり尽くした感があるので、一旦打ち止めにして、今年は、その南の「山」の方に手を入れることにしました。

 もともと、「原っぱ」と「山」を併せた「前庭」の目指していたコンセプトは「極相林の端っこ」。つまり常緑広葉樹帯と人里との境目あたりの植生で、ムベとハゴロモジャスミンを極相林端のマント群落のツル植物の代わりのつもりで植え、加えて園芸植物をできるだけ排除してきたのです(といっても、家の建て替え前から「我が家にいた子」は、中庭や裏庭で大事に保存しています)

 「山」は、かなりの範囲が1年中日陰で、今は、ナルコユリ、イヌワラビとヤブランが下草層になっているのですが、問題は、道路際の生垣代わりのネズミモチ、ツゲ、クチナシが成長して樹冠が上がって来たために、道路から敷地内が素通しになってしまうポイントが何箇所かできてしまったことです。

Nitch1

Nitch2
奥に見える白いポットでは、実生のイヌビワを、潅水装置
付きで育成中。
これも、泉先生に庭で発見していただいた「鳥の贈り物」

こういったニッチを…

なんとかしたいのですが、一方で、トラストからの補助金をいただける条件の1つは、「道行く人から見える景観を作る」こと。

 そのためには、このニッチから見通せる場所に目隠しの植物を植栽するのが手っ取り早いのですが、普通に耐陰性の木を植えても、その樹冠が上がってしまうと目隠しにならなくなってしまいます。

 そこで

・常緑で
・ある程度ヴォリュームがあって
・時がたっても樹冠が上がってしまわない
・日陰でも育つ植物で
・これまでなかった(これ以上ヤブランを増やしても仕方ない)
・できるだけ園芸植物でないか、少なくとも原種に近いもの

を、ポール・スミザーさんの「日陰でよかった」の中で探し回った結果見つけたのが、「オシダ」という複数の葉が円柱~逆円錐状に立ち上がる常緑のシダだったのです。

(このオシダの仲間は、5月4日に吹上御苑で、現物を確認することができましたが

Oshidainfukiage

存在感十分)

そのオシダを中心に立てた計画は…

・敷石を敷くときに出た土で「山」に低い築山を作る
・その上にオシダ2本を植栽
・築山の周囲に栗石(長径100~150ミリの長円形の自然石)を石垣風に葺く
・その石の隙間に、水苔を根に巻いてヤブソテツ(庭の奥から移植)やヤブコウジを植栽

というものでした。

 泉先生のご指摘では、オシダはブナ・ナラの落葉樹林帯(つまり、関東よりもっと北とか、関東でももっと高標高。そういえば、日光の中禅寺湖のあたりは見事なミズナラ林でしたっけ。)の下草層の植物なので、オシダ類なら照葉樹林帯の下草層のイノデがオススメとのことで、いってみれば「シンボル・ファーン」をそちらに変更して、第2年度の計画完成です。

 蚊の季節が来る前に、築山を完成させるべく、栗石を通販で発注しなくては…

追記】昨28日、栗石を、ネット通販で発注した

    本29日、トラスト経由で、何軒かのお家分の、泉先生からの詳細な追加アドバイスが、家内に
    届いた由

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